2023年(令和5年) 8月3日(木)付紙面より
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エースとして県大会の全5試合に登板。33イニングを投げ抜き甲子園出場の立役者となった。「有名な高校の打者たちに臆することなく向かっていきたい」と聖地のマウンドでの活躍を誓う。
中学時代は鶴岡五中野球部に所属。硬式野球チーム・鶴岡ドリームスの練習にも参加するなど野球に明け暮れた。高校でさらにレベルの高い環境に身を置こうと日大山形に進学。1年生の夏にはスタンドから甲子園で躍動する先輩の姿を目に焼き付けた。「春に試合に出させてもらっていたのでメンバー入りできなくて悔しい、試合に出たいという思いが強かった」と振り返る。
足を高く上げるダイナミックなフォームが特徴。最速147キロの直球を中心にスライダー、カーブ、チェンジアップを投げ分ける。山形中央との決勝では被安打9・4失点で完投し、チームを優勝に導いた。
「甲子園は大勢の注目が集まる舞台。有名な打者との対戦は大きな財産になる。プレッシャーに感じず、楽しんで投げたい」。同校最高成績の4強超えに向け、決意を語った。大会は6日開幕。