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2023年(令和5年) 8月3日(木)付紙面より

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地域医療の発展に尽くす 栗谷夫妻に花束労をねぎらう 酒田

 今春に県・酒田市病院機構理事長の職を退いた栗谷義樹氏(77)=酒田市みずほ二丁目、地域医療連携推進法人日本海ヘルスケアネット代表理事=の退任記念祝賀会が28日夜、同市のホテルリッチ&ガーデン酒田で開かれ、関係者約120人が出席。長年にわたって地域医療の発展に尽くしてきた栗谷氏のこれまでの功績をたたえ、労をねぎらった。

 栗谷氏は1988年、市立酒田病院に外科医として赴任し、98年には病院長に就任。2008年4月に同病院と県立日本海病院を再編統合し、日本海総合病院として再スタートした際は、その中心を担い、運営組織の県・酒田市病院機構理事長に就任した。

 14年4月から18年6月までは酒田地区医師会十全堂会長も歴任し、休日診療所の設立や救急医療体制の整備拡大にも尽力。地域包括ケアシステムの体制確立に向け、同年4月に日本海ヘルスケアネットを設立した際も主導的役割を担うなど、北庄内の地域医療全般でリーダーシップを発揮した。医学博士。

 今回の祝賀会は、病院機構関係者が発起人会(代表・島貫隆夫理事長、4人)を組織し企画。発起人を代表し島貫理事長は栗谷氏のこれまでの経歴を紹介した上で、「市立酒田病院、日本海病院という文化の違う2つの病院の統合は困難を極めた。さまざまな課題を乗り越え、成功に至ったのは栗谷先生の強力なリーダーシップのおかげ。日本海ヘルスケアネット設立時も同じ。まるでブルドーザーのように次々と課題を解決していった。先生の『やってみたら』と言う言葉でわれわれから不安が消えた」とあいさつ。丸山至市長、根本建二山形大学理事・副学長、大内憲明東北大学大学院医学系研究科特任教授らが祝辞を述べた。

 裕子夫人と共に花束を受け取った栗谷氏は「昨年に大学を卒業してから半世紀を迎えたが、このうち医師としてキャリアは25年のみで、残りは管理職だったのは心残り」と話し、「リーダーは見張り台に登って安全に航海を進め、みんなが約束の地にたどり着けるようにするのが役目。これまで長くお世話になった人たち、そして受け入れてくれたこの街に感謝」と続けた。中目千之県医師会長の音頭で乾杯、これまでの思い出話に花を咲かせた。

退任記念祝賀会であいさつを述べる栗谷氏。右は裕子夫人
退任記念祝賀会であいさつを述べる栗谷氏。右は裕子夫人



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