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2023年(令和5年) 8月4日(金)付紙面より

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鹿児島県曽於市の小中高生 鼠ケ関小で辨天太鼓演奏体験 鶴岡市

 鶴岡市と友好都市姉妹盟約を結んでいる鹿児島県曽於市の小中高校生が7月31日から3泊4日の日程で庄内地方を訪れ、地元の子どもたちとの交流や施設見学などを通し、庄内の歴史や文化に触れた。

 150年余り前の「戊辰の役」で鹿児島県旧大隅町の岩川私領五番隊が、旧温海町関川で庄内藩と激戦を繰り広げたという歴史を縁に、1996年から両町の交流がスタート。2001年に両町が友好都市姉妹盟約を締結したのち、05年に両町とも市町村合併により鶴岡市、曽於市となったが盟約は承継された。

 青少年交流事業はコロナ禍などもあり近年は途絶えていたが昨年10月、友好都市姉妹盟約締結20周年を機に曽於市の訪問団が来鶴し、「青少年交流の復活を」という機運が高まった。互いが新市になってからの青少年交流事業は今回が初。

 今回の曽於市からの訪問団は小中高校生各4人と同市教委の職員3人の計15人。一行は7月31日に空路で庄内入りし、鶴岡市の松ケ岡開墾場を見学。2日目の8月1日は鶴岡市関川で古戦場跡の見学やしな織を体験したほか、酒田市の南洲神社や鶴岡市の藩校致道館などを訪れた。

 8月2日は鶴岡市の鼠ケ関小学校で、念珠関辨天(べんてん)太鼓に所属する温海地域の小中学生と交流会に参加。双方の子ども代表が「一緒に交流することを楽しみにしていた」とあいさつし、辨天太鼓メンバーが演奏を披露した。豪快に響き渡る音色に曽於市の子どもたちは目を丸くしていた。

 準備運動代わりのドッジボールで体をほぐした後、辨天太鼓の鈴木泰蔵代表の指導で合同の演奏体験が行われた。鈴木代表から太鼓のたたき方を教わりながら、曽於市の子どもたちがばちを手に太鼓を打ち鳴らした。

 曽於市の榮徳希望さん(13)=末吉中2年=は「覚えるのが大変だが演奏は楽しい。温海の皆さんから仲良くしてもらい、とても親しみやすい」と笑顔。辨天太鼓メンバーの阿部莉空斗君(11)=あつみ小5年=は「(曽於市メンバーは)太鼓をたたくのは初めてという人ばかりだったが上手だった。昼食会でいろいろ聞いてみたい」と話していた。

 一行は同日午後、鼠ケ関地区でイカの一夜干しやシーカヤックを体験。最終日の3日は鶴岡市立加茂水族館を見学し、正午前に庄内を離れた。

辨天太鼓メンバー(前列)のたたき方を参考に、太鼓演奏に挑戦する曽於市の小中高生=2日
辨天太鼓メンバー(前列)のたたき方を参考に、太鼓演奏に挑戦する曽於市の小中高生=2日



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