2024年12月3日 火曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2023年(令和5年) 8月9日(水)付紙面より

ツイート

音楽部の伝統新校に引き継ぎここから始まる 鶴岡南高校・鶴岡北高校 来春「致道館中学・高校」へ 最後の定演向け猛練習

 来春の学校統合で中高一貫校「致道館中学・高校」となる鶴岡南、鶴岡北の両高校。両校の音楽部が今月開かれる最後の定期演奏会に向けて、猛練習を重ねている。ラストコンサートとあって注目が集まっており、チケットの売れ行きも好調。「『これが最後』ではなく、ここからまた始まる。両校音楽部の伝統を新しい学校に引き継いでいきたい」と生徒たちは前向きに、ひたむきに精いっぱいの歌声を披露するため準備を進めている。

鶴南 11日荘銀タクト鶴岡 気負わず前向きに

 鶴岡南高音楽部は、1996年の第49回全日本合唱コンクール以来、これまで8回の金賞受賞を誇る。現在の部員数は男女33人。毎年夏に定期演奏会を開き、広く市民に自慢の歌声を披露している。

 先月下旬に新型コロナの感染が校内で拡大した影響で、全体練習ができない日が続いた。8月に入って人数がそろうようになり、連日猛練習を進めている。1日は全体の4分の3となる25人が、鶴翔会館で昼過ぎから夕方までみっちりと練習を行った。

 部長の齋藤優亜さん(17)=3年=は「鶴岡南の校名では最後の定期演奏会だが、それ自体は毎年頑張っていること。部員たちは気負わずに、前向きに『これからまた続いていくんだ』という気持ちで練習に励んでいる」と話していた。

 荘銀タクト鶴岡で行われる鶴岡南高音楽部の定期演奏会は11日(金)午後5時半開場、同6時開演。クラブソングと佐藤弥さん(17)=3年=の指揮による校歌斉唱で幕開けし、本年度の全日本合唱コンクール課題曲・自由曲や混声合唱組曲、OB・OGとの合同ステージが繰り広げられる。生徒企画のステージでは、坂本九の「上を向いて歩こう」や松田聖子「青い珊瑚礁」、あいみょん「ハルノヒ」など昔から近年までのヒット曲メドレーを披露する。

 入場料は一般500円、高校生以下300円。前売りチケットの売れ行きが好調のため、席の埋まり具合によっては当日券を販売しない。問い合わせは同校=電0235(22)0061=へ。

鶴北 15日荘銀タクト鶴岡 100人超える大合唱で

 一方、鶴岡北高音楽部も今月15日の定期演奏会に向けて連日、熱の入った練習に取り組んでいる。前身の女子高時代から音楽部は高いレベルを有し、2016年のNHK全国学校音楽コンクールや17年の全日本合唱コンクール高校B部門で、いずれも金賞を獲得している。

 鶴岡南と同様に定期演奏会は毎年夏に開いている。荘銀タクト鶴岡で行われる今回のファイナルコンサートには100人超のOGが駆け付け、現在の部員15人を加えて総勢約130人での大合唱を繰り広げる。生徒たちはすでに2回ほどOGとの合同練習を行っており、本番前日に合同リハーサルを控えている。

 3日に荘銀タクト鶴岡で練習に励んでいた部長の佐藤千綾さん(18)=3年=は「8月は定期演奏会だけでなく各種コンクールの予選もあるため、部員全員が気合いを入れて練習に臨んでいる。定期演奏会でOGの皆さんと大合唱するのが楽しみ。100人を超える人数での合唱なんてなかなか経験できない」と明るく話した。

 鶴岡北高音楽部の定期演奏会は15日(火)午後4時半開場、同5時開演。全3ステージで、第1ステージは音楽部が各種コンクールで歌う曲を披露する。第2ステージは過去の定期演奏会で上演したミュージカルの名シーンや全国大会の様子などをスクリーンで上映。部員たちがナビゲートを務めるほか合唱も行う。第3ステージは同校OGでつくる女声アンサンブルろすまりんが出演し、最後に現役部員とOG総勢約130人で合同合唱を披露する。

 入場料は一般500円、高校生以下300円。当日券は席が埋まり次第販売を停止する。問い合わせは同校=電0235(22)2262=へ。

定期演奏会まであとわずか。有終の美を飾るため練習に励む鶴南高音楽部(上)と鶴北高音楽部
定期演奏会まであとわずか。有終の美を飾るため練習に励む鶴南高音楽部(上)と鶴北高音楽部



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field