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2023年(令和5年) 8月10日(木)付紙面より

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国産フリーズドライフラワーギフト専門店オンライン開設 酒田市の生花店 Lotus Garden

 酒田市の生花店「Lotus Garden」(畠山秀樹代表)は先月、フリーズドライフラワーギフト専門店「Next Level FLOWERS Japan」をオンライン上に開設、自ら開発した生花に近い色合いで長期間飾ることができる「ゼロフラワー」の販売を開始した。畠山代表は「花業界の可能性を広げる一歩になれば」と話している。

 ゼロフラワーは生花を瞬間的に極限まで冷却した後、時間をかけて乾燥させて製造。「水のいらない花」として、ドライフラワーよりも色鮮やかで、化学薬品を多く使用する「プリザーブドフラワー」より自然な形で3カ月―半年間飾っておくことができるという。花き農家や生花業で生じる「フラワーロス」を減らし、アイデアや工夫次第で新たな飾り方ができないかと5年ほど前、ベルギー発祥の「アイスフラワー」から着想を得て畠山代表が考案した。

 真空冷却機械を使った試行錯誤の結果、昨年から製造、商品としての制作を始めた。現在はダリアやラナンキュラス、バラ、ケイトウなど庄内産の花を中心に加工し、ボックスギフト(縦横16センチ、高さ11・5センチ)に入れたり、リースなどにして取り扱っている。

 今後は同店で1本からのばら売りや素材として使用できる花びらのみの販売も行う予定。16日(水)から阪神梅田本店(大阪市)で開かれるイベント「ガラスとお花のある暮らし」に出展し初の店頭販売を行う。畠山代表は「ゼロフラワーは飾り終えた後も花びらをポプリにしたりと長く楽しむことができ、薬品未使用のため最後は土に返すことができる。今後も次世代に残せる活動を続けていきたい」と話した。ギフト専門店のアドレスは=https://nextlevelflowers.jp/=へ。

生花に近い色合いで長く飾れることが特徴の「ゼロフラワー」
生花に近い色合いで長く飾れることが特徴の「ゼロフラワー」



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