2023年(令和5年) 8月22日(火)付紙面より
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踊りで鶴岡の夏を盛り上げる「おぃやさ祭り」が20日、鶴岡市の山王通りで行われた。
「よさこい系」を中心とした踊りグループや商店街関係者で実行委員会(和田力委員長)を組織。江戸時代から明治初期にかけて盛んだった「鶴岡の盆踊り文化」を今に伝えようと愛好者が集まり踊りを披露している。今年で19回目。今回も山王通り商店街を歩行者天国にして18団体合わせて約200人が参加した。
午後5時にスタートした「流し踊り」では、今年初参加のグループも。「仕事を終えてから毎日2時間の練習を積んできた。今日はその成果を思う存分に発揮したい。よろしくお願いします」とエネルギッシュなパフォーマンスを繰り広げ、沿道に集まった市民を楽しませた。
実行委の関係者は「江戸時代、鶴岡には三日三晩踊り明かす大きな盆踊りがあったそうだ。いつの時代も踊りは人々の心を結びつけて気持ちを明るくする。これからも夏の名物として続けていきたい」と話していた。
夜には「おぃやさ囃子」を出演団体全員で踊り、にぎやかに祭りを締めくくった。