2023年(令和5年) 9月12日(火)付紙面より
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鶴岡市朝日地域特産の月山ワインを思う存分楽しむ「第44回月山ワインまつり」が9日、東京第一ホテル鶴岡で開かれた。コロナ禍で中止が続き、2019年以来4年ぶり。初の屋内開催で、職場の仲間や家族連れが冷房の効いた涼しい宴会場でワインやおいしい料理を味わった。
月山ワインのPRを目的にJA庄内たがわ(海藤喜久男代表理事組合長)などで組織する実行委員会(平向秀一委員長)が主催し今年で44回目を迎えた。赤、白、ロゼとさまざまな月山ワインが飲み放題で楽しめることから、毎回チケットがほぼ売り切れとなる人気イベント。今回はコロナ禍明けとのこともあり、試験的に屋内開催とした。規模もやや縮小し、参加者は前回の4分1程度となる350人ほどに絞った。
会場の出入り口前に赤、白、ロゼの月山ワインがつがれたグラスが並び、会場内にも大きなワインだるが4基設置された。さらに会場に設けられた有料試飲コーナーでは、「ソレイユ・ルバン甲州シュール・リー」をはじめ各コンクールで受賞した月山ワインを含む全29銘柄を試せるとあって、午後2時の開会前から行列ができた。
また、フードコーナーでは枝豆やソーセージ、チーズ盛り合わせ、ローストビーフなど充実したメニューが提供され、暑い日が続いているためか生ビールの売れ行きも良かった。
イベント開始とともに、グラスや試飲のコップを手にあちこちで「乾杯!」の声が上がった。鶴岡市内の50代女性は「以前、屋外で開催された時も参加しており、暑かったが解放感があって楽しかった。屋内は涼しくてゆっくりお酒を楽しめる。試飲コーナーからはおすすめされたものを中心に甘口、辛口、スパークリングなどをそろえた。いろいろ飲み比べたい」と笑顔を見せていた。