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2023年(令和5年) 9月12日(火)付紙面より

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「海老すくい」の話題に会場沸く 役づくりのエピソードなど語る NHK大河「どうする家康」酒井忠次役大森南朋さんスペシャルトークショー

 NHKの大河ドラマ「どうする家康」で、徳川家臣団筆頭の酒井忠次を演じている俳優の大森南朋さん(51)が、鶴岡市の荘銀タクト鶴岡(市文化会館)で行われた同番組のスペシャルトークショーのため来鶴。役づくりのエピソードなどを語った。

 トークショーは、タクト開館5周年を記念し、NHK山形放送局が主催した。大森さんが演じる忠次は旧庄内藩酒井家の初代藩主忠勝公の祖父・忠次公がモデル。その縁で大森さんが初めて鶴岡市を訪れた。また、大森さんが同番組のトークイベントに俳優として単独で登場するのは初めてという。

 トークショーには全国各地から観覧の応募があり、市民を中心に約850人が参加。中には愛知県岡崎市から訪れた人もいた。初めに開演前に大森さんが酒井家18代当主の忠久さん、世嗣の忠順さんらの案内で、酒井家墓所や致道博物館などを訪れた様子を写真で紹介。ほかにも徳川家康を演じる松本潤さんからのメッセージやドラマ後半のダイジェスト版などが流されたほか、応募者から寄せられた質問などに答えた。

 中でも関心が高く、会場を沸かせたのが「海老すくい」について。大森さんは「忠次においては重要な意味を持つ“宴会芸”」と位置づけ、3カ月前から踊りの師匠に習い、準備をしていたと、当時の練習風景の映像も紹介した。また、どの回の「海老すくい」が印象深いかと聞かれ、「やはり、登与さん(妻役の猫背椿さん)と一緒に踊った1回目。あれで家臣団の空気が変わったし、その後の忠次の立ち位置が分かるシーンだったので、印象に残っている」と話した。大森さんは踊りは得意ではなく、「殿(松本さん)が信長の前できれいに踊る場面があったが、それを見て『海老すくいって、そうやって踊るんだ』と思った」と話し、その後も台本に何度も海老すくいの場面が出てきて「海老すくい詐欺に遭った」と笑わせた。番組制作統括の磯智明チーフプロデューサーは、「海老すくいが回を増すごとに重要な場面で出てきて、家臣団の結束を表している。年齢を重ねた忠次の踊りも今後見れるかも」と期待を高めていた。

 さらに、終盤に向けての見どころについて「関ケ原の天下取りへと、どんどん盛り上がっていく。最後まで楽しんでほしい」と呼び掛け、集まったファンから大きな拍手が送られた。

 トークショーの後に行われた記者の質問会では、鶴岡の印象について「飛行機の着陸寸前に見た黄金色の田園風景がきれいだった。僕が演じた忠次像と、ご子孫のイメージが重なり、点と点がつながった感じ。今度はゆっくり観光で来たい」と話した。そして、「ご子孫のいらっしゃる役をするに当たって失礼のないように演じてきたつもり。自分の撮影は終わっており、やっとごあいさつができて安心している。クランクインの前だったら相当なプレッシャーになったかもしれない」と笑顔を見せた。

 このトークショーの模様はラジオが今月29日(金)の「ラジオ深夜便」(30日午前1時台)、テレビが10月3日(火)午後6時10分からの「やままる」、6日(金)午後7時半からの「やまコレ」内で放映される。

「どうする家康」トークショーで撮影のエピソードなどを語る酒井忠次役の大森南朋さん=NHK提供
「どうする家康」トークショーで撮影のエピソードなどを語る酒井忠次役の大森南朋さん=NHK提供



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