文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2023年(令和5年) 9月13日(水)付紙面より

ツイート

熱中症搬送過去10年で最多 8月末現在 酒田地区97件、鶴岡地区126件

 全国的に記録的な猛暑となった今年、酒田地区広域行政組合消防本部と鶴岡市消防本部は8月末までの熱中症患者搬送件数をまとめた。酒田地区では97件(前年同期比57件増)、鶴岡地区では126件(同73件増)のいずれも大幅増。過去10年で最も多い数となり、今年の異常な暑さが救急統計からも裏付けられた。

 山形地方気象台によると、庄内では8月23日に酒田市浜中で38・9度、飛島で36度とそれぞれ観測史上最高気温を更新。猛暑日の年間日数(9月11日現在)が鶴岡19日、酒田18日となった。

 酒田地区では熱中症搬送件数97件(前年同期40件)のうち、少年(7―17歳)が5件、成人(18―64歳)が23件、高齢者(65歳以上)は69件で、乳幼児(0―6歳)はいなかった。発生場所は屋内、屋外半々程度とみられる。

 鶴岡地区では126件(同53件)のうち、7―17歳が11件、18―64歳が41件、65―74歳が21件、75歳以上が53件だった。症状別では軽症103件(屋内47件)、中等症13件(同6件)、重症10件(同4件)で57件が屋内。

 両地区とも熱中症搬送としては2014年以降最も多い数。要因としてはイベントなどがコロナ前の水準に戻りつつあり、外出などが増えたことに加え、今夏の猛暑が重なったとみられている。気象庁の長期予報などによると、9月から11月まで日本付近は温かい空気に覆われるため、平年より高い気温で推移し、厳しい残暑となる見込み。酒田・鶴岡両消防本部では「今後も気温の高い日が多くなると思われるので、適切に冷房を使用するなど引き続き熱中症対策を」など注意を呼び掛けている。



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field