2023年(令和5年) 9月14日(木)付紙面より
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アートを通し地域の魅力を再発見する芸術祭「庄内 風と土の美術館―アート&マルシェ」の開催を来月に控え、プレイベントが10日、酒田市の鳥海高原家族旅行村で開かれ、火起こしやたこ揚げなど、屋外ならではのイベントを家族連れらが体験した。
地元有志で組織する鳥海高原アートキャンプ実行委員会(阿部昭委員長)の主催。10月21(土)、22(日)の両日に開催予定の芸術祭「庄内 風と土の美術館」を広く周知しようと今回、プレイベントを企画した。
この日は晴天の中、午前から多くの家族連れが訪れ、子どもたちが火起こし体験やファミリーヨガ、ツリークライミング体験など広い高原で体を動かし、思い切り楽しんでいた。会場ではこのほか、チェーンソーアートの実演、フラダンスの披露、アウトドアクッキングセミナー、幼児用自転車の無料貸し出しなども行われ、クラフト出店やキッチンカーも並んだ。
家族で火起こし体験をした松原小4年の高橋琉介(りゅうすけ)君(10)は「テレビで簡単そうにやっていたので挑戦してみたが大変で驚いた」と額に汗しながら楽しそうに話した。
阿部委員長は「今回の反応を本イベントに生かしていきたい」と。実行委は現在、本イベント開催に向けたクラウドファンディングを受け付けている。詳細は「CAMPFIRE」のアート・写真部門または山形県で検索すると閲覧、参加できる。目標は300万円。リターンは鳥海高原家族旅行村の「一日村長権」、オフィシャルTシャツなど。