2023年(令和5年) 9月17日(日)付紙面より
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日清食品カップ第39回全国小学生陸上競技交流大会(17日、横浜市・日産スタジアム)のコンバインドB種目に出場する櫛引東小6年の柳沼勇俊(はやと)君(12)が15日、鶴岡市役所を訪問し皆川治市長に「全国での優勝を目指す」と活躍を誓った。
柳沼君は普段、スポ少野球の峰栄スピリッツに所属し、主に投手や捕手として活躍している。173センチの長身を生かした120キロ超の直球に、打撃センスも高く投打の中心選手となっている。
今年に入って「個人競技にも挑戦したい」(柳沼君)として陸上競技の男子コンバインドB(走り幅跳び、ジャベリックボール投げ)の練習を始めた。7月中旬に天童市で行われた県小学生陸上競技交流大会兼県小学生陸上競技大会では、同種目の走り幅跳びで4メートル89、ジャベリックボール投げで63メートル89をマーク。
走り幅跳びは2位に80センチ超、ジャベリックボール投げは18メートル超の大差をつけ、総得点2501点で県小学生記録、大会記録とも大幅に更新して優勝した。総得点記録は今月1日現在、全国ランキング1位となっている。
この日、柳沼君と父の孝志さん、市陸上競技協会の本間淳一理事長、櫛引東小で担任を務める阿部満昭教諭などが市役所を訪問し、皆川市長に柳沼君の県大会優勝と全国大会出場を報告した。
皆川市長は「全国大会出場おめでとう。体調管理に努め、平常心で頑張ってください。陸上と野球の二刀流で今後のさらなる成長に期待している」と激励し、スポーツ飲料を贈った。柳沼君は「得意なジャベリックで65メートル、走り幅跳びは5メートル超を狙う。目標は優勝で最低でも3位以内に入る。ランキング1位のプレッシャーを背負いながら、悔いのないよう全力で挑む」と力強く抱負を語った。