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2023年(令和5年) 10月3日(火)付紙面より

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「歓喜の歌」にブラボー 合唱のまち鶴岡「第九」公演 山響演奏でソリストと市民

 鶴岡市の荘銀タクト鶴岡(市文化会館)の開館5周年記念事業「つるおか市民で歌う第九」の公演が30日、同会館で行われた。市民公募で結成された約90人の「タクトつるおか合唱団」が、国内トップレベルのソリスト4人と共に、山形交響楽団のオーケストラでベートーベン「交響曲第9番・合唱付き」を演奏し、「歓喜の歌」を歌い上げた。オーケストラと一体となった圧巻の演奏に聴衆から「ブラボー」の声が飛び、賞賛と感動の盛大な拍手が10分以上続いた。

 市民合唱団による第九演奏は、同会館が「合唱のまち鶴岡」を市内外に広く発信しようと企画。ドイツ語の合唱に初挑戦の市民も含め高校生から70代まで幅広い年齢層の合唱団が、4月から30回ほどの練習を重ね、本番のステージに臨んだ。合唱付きの「第九」演奏は、同市では二十数年ぶり。

 演奏終了後、拍手が鳴りやまず、いったんステージから退場した指揮者の阪哲朗さん、ソリストの4人が何度も“カーテンコール”でステージに登場。来場者の興奮ぶりを示した。来場の市民からは「あまりにも素晴らしく、感動で鳥肌が立った」「いつまでも聴いていたかった。演奏が終了するのが残念なくらいだった」といった声が聞かれた。

 終演後に合唱団に対し、阪さんやソリストたちからは「合唱の最初の音から驚いた。素晴らしかった」「感銘を受けた。何時間でも歌い続けたかった」「鶴岡には培われた音楽の歴史と実力がある。未来にこの伝統を引き継いでほしい」と賛辞が贈られた。合唱団最年少の鶴岡高専1年、本間育(いくみ)さん(15)は「なかなかできない経験なので参加した。ドイツ語の発音が難しくて、個人レッスンも受けて頑張った。すごい達成感。演奏が終わって自然と笑顔になりました」と興奮気味に話していた。

「合唱のまち鶴岡」の実力を示し、感動を呼んだ「第九」演奏会
「合唱のまち鶴岡」の実力を示し、感動を呼んだ「第九」演奏会



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