2023年(令和5年) 10月4日(水)付紙面より
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今月から始まった季節性インフルエンザのワクチン接種。例年になく早い時期から感染が広がっていることを受けて庄内地域の各医院でも老若男女らが早速訪れ、接種を受ける姿が見られる。
例年になく早い時期からインフルエンザ感染が広がっている今季。日本感染症学会は2020年以降、大きな流行がなかったことから子どもや高齢者を中心に抗体量が減って感染しやすい状態の人が増えている可能性があると指摘し、「ワクチンの積極的な接種を推奨」とする文書を公開している。
実質的に接種初日となった2日午前、酒田市広野の池田内科医院(池田眞人院長)には、老若男女が訪れ、池田院長による問診の後、看護師から受けていた。
北海道への修学旅行を控え、初日に接種を受けた片桐愛夢さん(17)=酒田南高2年=は「校内でも流行(はや)っている。楽しみな修学旅行を前にかかってはいけないと思い、早めに接種した。これでひと安心」と話した。同医院チームリーダーで看護師の安食千祥さんは「新型コロナ・インフルエンザワクチンの同時接種、同時検査も可能。流行に備え、自分の体に対する意識を高く持って早めの接種を」と呼び掛けている。