2023年(令和5年) 10月6日(金)付紙面より
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三川町議会(志田徳久議長・定数10)の「中学生議会」が4日、三川町役場3階議場で開かれた。三川中生徒会の3年生14人が参加。町の将来像と課題について提言した。
「中学生の目線」を町政に反映させようと毎年、生徒を議場に招き、意見に対して議員が答える形で進められている。
生徒は「給食費を無償化にして子育て世代を支援してほしい」「第1次産業の農業に関心を持ってもらうため『みんなの田んぼ』を作って体験活動をしてみては」「空き家をリノベーションして若い人たちを迎えれば人口減少対策につながると思う」と提言した。
給食費の無償化について担当議員は「数年前と比べて無償化にしている自治体は6・5倍に増えた。三川町の場合、年間の給食費は中学生1人だと約6万円。2人いる世帯は約12万円になる。皆さんの意見を町側に働きかけていきたい」と答弁した。空き家対策については「全国的に増え続けている大きな問題。町側としては無料相談会を開くなどして対応している。提言を前向きにとらえて解決策を見いだせるよう努力したい」と答えた。
中学生議会を終えた生徒会長の成澤実莉(みのり)さんは「私たちの考え方に対し丁寧に答えていただき今日はとてもいい勉強になった。町民の一人として三川町の発展に貢献できるよう頑張りたい」と感想を話した。