2023年(令和5年) 10月12日(木)付紙面より
ツイート
酒田市内でコミュニティFM「ハーバーラジオ」を展開する酒田エフエム放送(同市中町二丁目、前田英樹社長)が主催したeスポーツ体験会「e―Sportsフェスタin酒田」が9日、同市の光の湊一帯で開かれ、老若男女がコンピューター・ビデオゲームを堪能した。
ゲームによる対戦をスポーツ競技の一つとして捉えるeスポーツは「エレクトロニック・スポーツ」の略で、市内の高校でも部活動の一環で行われるなど若い世代を中心に活況をみせている。今年の杭州アジア競技大会では正式種目となり、▽PUBG MOBILE▽ストリートファイターV▽アリーナ・オブ・ヴァラー―など7種目を実施。
同社は昨年、同市を拠点とする県eスポーツ連合と共に、さらなる普及に向け体験会を開催。今回はより多くの人の目につきやすい光の湊を会場に開いた。
この日用意したゲームは、ドライビングゲーム「グランツーリスモ7」、バトルロイヤルゲーム「フォートナイト」、格闘ゲーム「ストリートファイター6」など6種。このうちフォートナイトでは、自らの機器を持ち込んでのデモ大会も行われ、スクリーンに大きく映し出された画面で熱い戦いが繰り広げられた。
会場では、特別協賛のNTT東日本による「バーチャル・リアリティー体験コーナー」もあり、図書館などの利用者も体験していた。
ハーバーラジオでは現在、ゲーム関連情報や音楽について紹介する県eスポーツ連合提供「YeSU!ゲーム学園」を放送中(毎週水曜午前11時から、毎週土曜午後2時から)。前田社長は「地域活性化もラジオ局の事業の一つと考えている。地域を盛り上げるとともに、広くeスポーツに触れてもらい、裾野を広げていきたい」と話した。