2023年(令和5年) 10月12日(木)付紙面より
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「いっぱい穴がある―」。鶴岡市の大山保育園(高橋亨園長、園児173人)で10日、「レンコン給食」が行われた。園児が近くの大山下池で採れた「天然レンコン」のきんぴらを味わった。
下池産の天然レンコンを地元の子どもたちに知ってもらおうと大山本町浮草組合(田中富雄組合長)が提供した。給食を担当する同園の栄養士が、食べやすいようスライスしてきんぴらに仕上げた。
この日は全園児の給食に出され「レンコンは嫌いじゃないよ」「家でも食べてる」と頬張った。給食の後は長さ約3メートルもある「天然レンコン」を持ち上げたり切り口を見て、ラムサール条約に登録されている下池の環境についても学んだ。
田中組合長(72)は「園児のみんな、おいしそうに食べてくれて良かった」と笑顔を見せた。下池産の天然レンコンは刀のような形から「サムライレンコン」と名付け、収穫期の先月下旬に下池そばにある鶴岡市自然学習交流館「ほとりあ」で販売、人気を集めた。