2023年(令和5年) 10月15日(日)付紙面より
ツイート
県内13校の特別支援学校の子どもたちの作品を一堂に集めた「第20回県特別支援学校作品展」が13日、鶴岡市の鶴岡アートフォーラムで始まった。造形・美術、書道、写真、総合の4部門で約200人から出品された計125点の多様な作品が展示されている。
特別支援学校に在籍する幼児、児童、生徒が学習活動の中で制作した作品の発表の場として、県特別支援学校長会が主催して開催している。作品鑑賞を通して子どもたちや特別支援学校への理解、啓発を図る場にもなっている。
同じ学年の友だちみんなの顔をカラフルなサインペンで描いた作品や、水彩画の自画像、きれいな夕焼けを画用紙いっぱいに描いた絵、車椅子に乗っている自身の両足を撮った写真、空き箱などを活用した人形の家、大判の色紙とビニールひもで表現した大型の作品、小皿や箸置きの陶芸など個性いっぱいの作品が紹介されている。
鶴岡養護学校小学部4年、冨樫篤人君の「ぼくの世界」と題した作品は、好きな形や色紙を自由に選んで貼り絵し宇宙船や果物、魚などを表現したもので、冨樫君が楽しんで制作した様子が見る側にもしっかりと伝わるコラージュ作品となっている。この作品は審査で、「全国特別支援学校文化祭優秀作品展」に出品される6点の一つに選ばれた。
作品展は入場無料。18日(水)まで開催している。