2023年(令和5年) 10月18日(水)付紙面より
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鶴岡第一中学校(山口幸一校長)の2年生が16日、授業の中で作った「食文化かるた」を学区内にあるみどり幼稚園と美咲こども園に合わせて6セットプレゼントした。
かるたは鶴岡の在来野菜や郷土料理を見つめ直す機会にしようと今年7月、家庭科の授業で生徒が6クラスごとに制作に取り掛かった。約2カ月かけて読み札と絵札それぞれ46枚を仕上げ「あ―あざやかな でんとうやさい あつみかぶ」「な―なんぜんじ まるくておいしい なつのあじ」など地元の食べ物を分かりやすく紹介した。
この日、鶴岡市の美咲こども園(冨樫孝雄園長、園児92人)で行われた贈呈式には、2年5組の白幡紗和さん(14)と鈴木心桜(みお)さん(14)が訪れ「まだ知らない食べ物があるかもしれませんが、遊びの中で楽しんでください」と化粧箱に入れたかるたを園児に手渡した。
白幡さんと鈴木さんは「かるた作りの授業は初めての取り組みで、とても楽しかった。読み札は全部ひらがなにして、絵札は分かりやすい色で表現した。今日は(園児たちが)喜んでくれて良かった」と笑顔を見せた。同園の保育士は「きれいで見やすく、とても良く仕上がっている。さっそく明日から普段の遊びの中で使いたい」と話していた。