2023年(令和5年) 10月21日(土)付紙面より
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2023(第29回)日本管楽合奏コンテスト(公益財団法人日本音楽教育文化振興会主催、文部科学省など後援)に出場を決めた鶴岡東高吹奏楽部と鶴岡工業高吹奏楽部は19日、鶴岡市役所を訪れ、皆川治市長に全国大会出場を報告した。高校A部門(16―35人)に出場する鶴岡東は11月5日(日)、同S部門(3―15人)の鶴岡工業は同月13日(日)にそれぞれ東京都内のホールで行われる全国大会で演奏する。
両校の吹奏楽部は、音源審査の予選(非公開)を突破して全国大会出場を決めた。この日は▽鶴岡東の齋藤哲校長、吹奏楽部の森木茂顧問、いずれも3年生で部長の鎌田珠寧(みねい)さん(18)=鶴岡三中卒、副部長の池田萌々さん(18)=鳥海八幡中卒、副部長の迫口友香さん(17)=酒田東部中卒▽鶴岡工業の平山豊校長、吹奏楽部の増子牧顧問、いずれも3年生で部長の西村大和さん(18)=立川中卒、副部長の太田陽日樹(ひびき)さん(18)=同―が報告に訪れた。皆川市長は「全国大会出場は素晴らしいこと。活躍を期待している。後に続く後輩たちに皆さんの経験を伝えてほしい」と激励。市文化基金協議会の佐藤勤会長から激励金が手渡された。
鶴岡東吹奏楽部は部員34人。同コンテストの全国大会出場は5年連続8回目で、19年の25回大会で上位校に与えられる最優秀賞と全国2位に当たる審査員特別賞を受賞している。今回の演奏曲はバッハの「チャッコーナ・アラルガータ」。鎌田部長は「最高賞の文部科学大臣賞を目標に、観客の方々の心に訴え、感動してもらえる演奏をしたい」と話した。
鶴岡工業吹奏楽部は部員11人。同コンテスト全国大会には4年連続の出場。20年の26回大会では最優秀賞と審査員特別賞を受賞している。今大会では松下倫士作曲「月に寄せる哀歌」を演奏する。西村部長は「童話をモチーフにした曲で、その物語を想像してもらえるようにしたい。目標としているいつもの通りの演奏を心掛けたい」と話した。全国大会の高校A部門には35校、同S部門には16校が出場する