2023年(令和5年) 10月21日(土)付紙面より
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鶴岡市の庄内農業高校で18日、「食生活改善講習会」が行われた。食料生産科の2年生21人が参加し、藤島地域食生活改善推進委員が作った「減塩みそ汁」を試食した。
鶴岡市食生活改善推進協議会(佐藤やよ井会長)が掲げている「全世代に広げよう健康寿命延伸プロジェクト」の一つ。高校生に朝食をとる大切さや食事バランスの重要性を伝えようとこの日、推進委員のメンバー5人が同校を訪れた。
平均的なみそ汁の塩分は0・8%というが、今回は0・6%。昆布でだしを取り、ショウガを入れて調整した。
野菜は学校で採れたネギのほかハクサイ、大根、もやしと盛りだくさん。「減塩具だくさん」のみそ汁に生徒たちは「薄味感があまりしない」「めっちゃおいしい」と笑顔を見せた。
佐藤会長は「高血圧が続くと動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞のリスクが高まります。塩分を取りすぎないよう今から気を付けましょう」と呼びかけた。
今年12月には同校の3年生を対象に納豆汁など郷土料理を伝える講習会も行われる。