2023年(令和5年) 10月26日(木)付紙面より
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静岡県内で10月15日に行われた「2023全日本一輪車競技大会」の4×100メートルリレーで2年連続3回目の優勝に輝いた、酒田市の一輪車クラブ「山形田沢っ子こぐぞ~クラブ」のメンバーらが23日、市役所を表敬訪問し、大会の様子を矢口明子市長に報告、さらなる活躍を誓った。
同クラブは、平田地域のスキー教室が夏場の体幹トレーニングに一輪車を導入したのをきっかけに2005年、一輪車専門クラブとして発足。これまで全国大会はもとより、世界大会でも活躍している。
今大会は沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場で行われた。4×100メートルリレーに挑んだ小林史弥(14)=東部中3年、阿部和人(17)=日大山形高2年、石黒克樹(21)=東北学院大4年、阿部雄人(25)=農業=の4選手で構成する「こぐぞ~クラブ」は55秒30を記録。同県の名門「静岡城内一輪車クラブ」を0・06秒の僅差で抑えて優勝した。
この日は監督を務める丸山清さん(62)らと共に石黒選手を除くメンバー3人が市役所を訪問。丸山監督による成績報告に引き続き矢口市長が「かなりの僅差で、最後まで諦めないことの大切さを知ったと思う。皆さんの活躍は地域の励み。来年も日本一を目指してほしい」と祝福した。
1走の小林選手は「しっかりとスタートを切ることができて良かった」、2走の和人選手は「7月に足首を手術しリハビリと練習を重ねた。出場でき、さらに優勝できてうれしい」、アンカーの雄人選手は「ここ数年は競技から離れたこともあり、仕事の合間に練習を重ねてきた」と。メンバー3人は一輪車をスキーに乗り替えて来年、本県で行われる国民スポーツ大会冬季大会スキー競技会に挑む。雄人選手は「国スポでも良い成績を出せるよう頑張りたい」と述べた。