2023年(令和5年) 10月28日(土)付紙面より
ツイート
鶴岡市の「レーヴ・バレエスタジオ」所属
「楽しさが伝わる踊りを」「表現力磨く」と意欲
先月に東京・タワーホール船堀で開かれたバレエコンクール「第6回YBCバレエコンクール東京」プレコンクールA1部門(トーシューズ着用)で、鶴岡市のバレエ教室「レーヴ・バレエスタジオ」(真田優さん主宰)で学ぶ主濱杏祐花(しゅはまあゆか)さん(11)=朝暘六小6年=が奨励賞、矢野日詩(ひなた)さん(12)=羽黒小6年=が努力賞を受賞した。
同スタジオは、4歳からバレエを始め、スワンバレエスタジオ(酒田市)でミストレスを務めた真田さんが2021年夏に開設。子どもから一般まで門下生は鶴岡市内でレッスンを重ねているほか、年間を通して各種コンクールにエントリーしている。昨年末には酒田市の希望ホールで発表会も実施した。
YBC(横浜・バレエ・コンクール)は「ステージこそ最良の練習の場」との趣旨で、横浜市を中心に都内を含め全国各地で開催。9月24日に行われた今回のコンクールで主濱さんは「ドン・キホーテ第3幕より『キトリのヴァリエーション』」、矢野さんは「眠れる森の美女第3幕より『フロリナ王女のヴァリエーション』」をそれぞれ披露し、奨励賞、努力賞を受けた。
主濱さん、矢野さんとも就学前にバレエを始めた。指導する真田さんは、主濱さんについて「持ち前の身体能力を生かした回転やジャンプが得意。今回は役柄に合わせて表現力も磨いた」、矢野さんに関して「音に合わせて伸びやかで優雅に踊れる。動きの一つ一つを丁寧に踊れるところが良さ。王女という役柄を良く表現できたと思う」と高く評価する。
今後の抱負について主濱さんは「これからも鑑賞する人に楽しさが伝わるような踊りをしたい」、矢野さんは「まだまだ基礎が足りないと感じた。毎日のバーレッスンから丁寧に取り組み、表現力も磨きたい」とそれぞれ話した。