2023年(令和5年) 10月28日(土)付紙面より
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鶴岡市の鶴岡南高校(遠田達浩校長)で26日、2年生を対象にした台湾語講座が開かれた。来月7日から進路研修のため台湾を訪れる生徒たちが、台湾で日常的に使われるあいさつや簡単な会話を学んだ。
2年生が進路研修で台湾を訪れるのは4年ぶり。3泊4日の研修中に行われる台北市の高校との学校交流で行う自己紹介をはじめ、現地の人々と幅広いコミュニケーションを取るため、各クラスの研修委員が事前学習として講座を企画した。
講師は、鶴岡ロータリークラブのプログラムに参加し交換留学生として今年8月から羽黒高校に通っている莊宗祐(ジャン・ゾンユウ)さん(18)=台湾・鼻蓮市出身=が務めた。
英語名を持つ台湾人の莊さんは名前を日本風に読んで「アラン・宗祐(そうすけ)です。よろしくお願いします」とあいさつ。台湾名物の小籠包やバドミントンが趣味といった自己紹介とともに、「私」を意味する「我」や「あなた」を指す「■」など基本的な言葉を伝えた。
また、台湾で広く使われている台湾語(台湾華語)のあいさつについて「『■好』(ニーハオ)は英語のHelloに当たり、いつでもあいさつに使える」と解説。このほか「不好意思」(すみません)や「謝々」(ありがとう)などを紹介した。
さらに莊さんは聴講する2年生たちにマイクを手渡し、「不好意思と言われたら返事は?」とテスト。発音がうまくいかない生徒にも「上手です」と笑顔を見せると周囲は大きな笑いに包まれていた。
講座終了後、齋藤華さん(17)は「台湾語は難しかったが、少し感覚をつかめた気がする。研修までもっと練習しないと会話はできなそう」と気を引き締めていた。莊さんは「台湾語を教えるのは難しかったが、みんなフレンドリーに答えてくれてとても楽しかった」と話していた。
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