2023年(令和5年) 11月7日(火)付紙面より
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スラックライン体験会が3日、遊佐町民体育館前の芝生広場で開かれ、綱渡りとトランポリンを合わせたような独特のスポーツを楽しんだ。
スラックラインは、幅5センチの細いベルトの上でポーズを取ったりジャンプをするなど、自由にパフォーマンスを行う全身運動。体幹が鍛えられ、バランス感覚が向上するため姿勢改善や集中力アップにつながるという。
体験会は同町の総合型スポーツ文化クラブ「遊,S(ゆず)」が、鶴岡市の鶴岡スラックライン(五十嵐晃代表)の協力を得て2019年から毎年、体育館内で開催。4回目のこの日は初めて会場を野外に設け、年長児から40代男性まで合わせて約30人が参加した。
庄内でただ一人の日本スラックライン連盟公認B級インストラクターの資格を持つ五十嵐代表が「やればやるほど上手になる。手は上に上げるとバランスを取りやすい」などと指導。準備体操後、立ち木などを利用して地面から約30センチの高さに張り渡したラインに乗った。
参加者たちは、きれいな青空が広がり心地よい風が吹く中、両手を大きく左右に広げて懸命にバランスを取りながらゆっくり前進。遊佐小3年で2回目の体験という小林渚弦(なつ)君(9)は「やっぱり難しい。でも渡り切れると『やったー』という気持ち。もっとうまくなりたい」と話していた。