2023年(令和5年) 11月9日(木)付紙面より
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県は7日、独自に調査した本年産米の県内4地域別1等米比率(9月30日現在)の調査結果を発表した。今夏の高温少雨の影響により県全体で1等米比率が低下し、このうち庄内が31・6%と最も低かった。
同日開かれた県議会農林水産常任委員会で発表された。庄内を除く各地域の1等米比率は村山56・6%、最上87・3%、置賜66・4%だった。県全体の県産主要3品種別の1等米比率は、「はえぬき」が43・2%、「つや姫」63%、「雪若丸」91・1%だった。一方、庄内では「はえぬき」が18・7%、「つや姫」29・6%、「雪若丸」81・1%と、いずれも県全体の平均を大きく下回った。
県農業技術環境課は「庄内は他の地域と比べて出穂期後の気温が特に高く、白未熟粒が多く発生したと考えられる」とし、高温耐性のある「雪若丸」については「農家から作付け拡大の要望が寄せられているので、検討していきたい」と話した。