2023年(令和5年) 11月14日(火)付紙面より
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子どもたちにものづくりの楽しさを知ってもらう鶴岡工業高校(平山豊校長)の「鶴工ものづくり展示会」が11日、三川町のイオンモール三川で開かれた。ロボット操作や手作りの魚釣りゲーム、木質材を使ったミニチュアの家づくりなど、さまざまな体験ブースが並び、買い物途中の親子連れなどでにぎわった。
地域に開かれた工業高校として、子どもをはじめ広く市民にものづくりの楽しさを発信しようと2003年から毎年実施しており、今回で20回目を迎えた。機械や電気電子、情報通信、建築、環境化学の各科の生徒と教職員が参加し、展示やものづくり体験など各ブースで買い物中の親子連れなどに対応した。
展示コーナーにはAI画像認識のシステムをはじめLEDを施したオブジェ、電気自動車などがずらりと並んだ。特に電気自動車は、運転席に座った子どもたちを写真撮影し、オリジナルうちわに画像をプリントするサービスが行われ、親子連れの人気を呼んだ。
木質材ものづくりは、レーザー加工で家の形を施した木板に子どもたちが自由に窓や外装の色を塗り、木板を組み立ててつくる体験コーナー。ミニ家づくりに挑戦した押切小2年の齋藤翼君(8)は「お母さんと一緒に色塗りしてかっこいい家ができた。本当の家の玄関に飾ろうかな」と話していた。