2023年(令和5年) 11月14日(火)付紙面より
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本年度の斎藤茂吉文化賞と県産業賞の贈呈式が11日、山形市の文翔館で行われた。庄内からは斎藤茂吉文化賞の音楽分野に選ばれた混声合唱団「コーロプリモ」会長の関矢順さん(74)=酒田市=と、県産業賞に選ばれた最上峡芭蕉ライン観光(戸沢村)社長の鈴木富士雄さん(72)=庄内町=が吉村美栄子知事から表彰を受けた。
斎藤茂吉文化賞は茂吉翁の偉業をしのび1955年に創設され、芸術や学術の面で功績があった個人や団体を顕彰している。本年度は3個人が受賞した。
県産業賞は1972年に創設され、産業や科学技術の発展に貢献した個人や団体を顕彰している。本年度は2個人2団体が受賞した。
贈呈式では、両賞選考委員長の吉村知事が「今後の県勢発展に一層のお力添えをお願いしたい」とあいさつし、受賞者に賞状を手渡した。斎藤茂吉文化賞の酒井忠久委員など両賞の委員が祝辞を述べた。
県産業賞の受賞者を代表し、鈴木さんが「身に余る光栄。これまで県と一体となって地域活性化のために取り組んできた。今後も地域のために終わりのない努力を今後も重ねていく」と謝辞を述べた。
受賞を受け、関矢さんは「周りの仲間と共に頂いた賞。酒田を子どもから大人まで音楽で感動でき、心が豊かになれるようなまちにしていきたい」と話した。