2023年(令和5年) 11月16日(木)付紙面より
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鶴岡市中央公民館女性センター(みどり町)主催の「旬を楽しむそば打ち体験」が14日、同市の田川コミュニティセンターで行われた。今年収穫されたばかりの田川地区産そば粉「でわかおり」を使い、参加者たちが自らの手で打った新そばを味わった。
同センターが取り組んでいる男性向けの料理体験教室の一環として開催。一般社団法人「田川そばの郷」代表理事の榎本政規さんが講師を務め、鶴岡、酒田の両市と庄内町から20~80代の男性10人が参加した。
今回は先月20日ごろに収穫し、今月1日に製粉したばかりの「でわかおり」を使用して二八そばを作った。榎本さんの「ボウルにそば粉と小麦粉を入れ、水を加えながらよくかき混ぜたら団子状にする」といった説明を受け、それぞれが生地づくりに挑戦。なかなか生地が固まらず四苦八苦する姿も見られた。
続いて生地の練り込みが行われ、参加者たちは男性らしく手のひらに思い切り力を込めて作業を進めた。その後、麺棒を使って生地を伸ばし、包丁や麺切りカッターでそばを細く切った。
庄内町狩川から参加した阿部愛弘(やすひろ)さん(33)は「そば打ちは初体験。パン教室でもそうだったが、とにかく生地をこねるのが大変だった。カッターを使わず包丁で丁寧に切ったので達成感がある」と笑顔で話していた。全員が切り終わると、さっそくゆでて試食。打ちたて、ゆでたての新そばの格別な味を楽しんだ。