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2023年(令和5年) 11月18日(土)付紙面より

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地域福祉に貢献 2団体へ前田福祉賞 「健幸にしあらせ」「山形傾聴塾」

 今年で33回目を迎えた酒田市制定「前田福祉賞」の表彰式が14日、市地域福祉センターで行われ、地域住民らの運動機能の維持・向上、集いの場の創出に尽力している「健幸にしあらせ」(祢津正樹会長)、傾聴活動を通して悩みを抱える人たちに寄り添っている「山形傾聴塾」(畠山實代表)に対し、矢口明子市長が賞状などを手渡した。

 前田福祉賞は、市特別名誉市民の故前田巌さん(1906―86年、前田製管創業者)の遺志に基づき、遺族から受けた寄付金で創設した前田社会福祉基金が原資。他の表彰機会にも恵まれない善行の個人・団体を発掘しようと89年にスタート。前年までに35個人・21団体が受賞している。

 同市西荒瀬地区で行われていた▽夜の太極拳教室▽ロコモ教室▽ストレッチ教室―の3教室を統合し2017年に設立した「健幸にしあらせ」は、門戸を地区外にも広げ毎回、40人余が運動機能の維持・向上に努めている。また、住民主体で生活支援・地域支え合いを行う市の「介護予防・日常生活支援総合事業」のうち「通所型サービスB」にも取り組み、高齢者の介護予防・地域交流の促進に貢献している。

 1997年発足の「山形傾聴塾」は「聴くことはそれだけで援助になる」という理念に基づき、一人でも多くの相談者から「話を聴いてもらって良かった」と思ってもらえるよう活動を展開し、「心のケア」に貢献。コロナ禍前までは同市在住会員らが市内介護施設などを定期訪問し、悩みを抱える人たちに寄り添ってきた。その傍ら、「傾聴ボランティア養成講座」を年数回開催し、裾野拡大を図っている。

 表彰式では、矢口市長が両団体の功績を紹介した上で「長年にわたって献身的に福祉活動に携わっている市民が多くいる、ここ酒田を誇りに思う。これからも活動の継続を」とあいさつし、代表者に賞状、記念品を手渡した。祝辞で前田直之・前田製管社長は「皆さんの日々の活動が酒田を支えている。体に留意し活動を活発化させてほしい。酒田が安心して暮らせる街になることを祈念する」と述べた。

表彰団体の代表を囲む矢口市長(左から3人目)、前田社長(同2人目)たち
表彰団体の代表を囲む矢口市長(左から3人目)、前田社長(同2人目)たち



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