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2023年(令和5年) 11月25日(土)付紙面より

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酒井さんの庄内文化賞祝う 「庄内で暮らし50年に感謝」

 致道博物館顧問の酒井天美さん(78)=鶴岡市家中新町=の「庄内文化賞」受賞を祝う会が23日、鶴岡市のグランドエル・サンで開かれた。地元をはじめ全国各地から酒井さんと親交のある約110人が出席。庄内の郷土文化の継承、芸術文化の振興に尽力した功績をたたえた。

 酒井さんは1986(昭和61)年、鶴岡市の松ケ岡開墾場2番蚕室に「ギャラリーまつ」を開設。約30年間にわたり500回を超える展覧会を開き、国内外の幅広いアーティストの作品を紹介した。また、歌人としても活動し昨年9月に出版した歌集「四季の恵」は、文芸愛好者団体・らくがき倶楽部の2023年度郷土出版記念賞を受賞。旧庄内藩主酒井家の庄内入部400年を記念した歌集で、併せてお祝いした。

 祝う会では矢口明子酒田市長が「私も東京生まれで東京から移ってきて二十数年、天美さんを目標にし、頼りにしてきた。『先人が築いてきたものを次の時代に引き継ぐのが私たちの役目』と言われたことが印象深い」とし、同市制定の庄内文化賞は庄内地域の文化振興に尽力した人の功績を広く発信していると紹介した。

 皆川治鶴岡市長、寒河江浩二山形新聞会長、友人代表で元山形県副知事の後藤靖子さんが祝辞。祝吟では歌集「四季の恵」から2首を九重流鶴城清吟会が吟じた。

 夫で旧庄内藩主酒井家18代当主の酒井忠久さん(77)=致道博物館名誉館長、日本美術刀剣保存協会長=と共に5人の孫から花束を受けた酒井さんは「庄内(に嫁い)で無事に50年暮らせましたことに改めてありがたいことと思います。いつも支えてくれる主人に感謝しています。皆さま、これからもよろしくお願いします」と謝辞を述べた。忠久さんは「庄内文化賞、郷土出版記念賞にこのように盛大なお祝いの会を開いていただき家内も大変喜んでおります。心から感謝申し上げます」と添えた。

「庄内文化賞」受賞を祝う会で謝辞を述べる酒井天美さん(左)。夫の忠久さんがそばで見守った=23日、鶴岡市のグランドエル・サン
「庄内文化賞」受賞を祝う会で謝辞を述べる酒井天美さん(左)。夫の忠久さんがそばで見守った=23日、鶴岡市のグランドエル・サン



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