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2023年(令和5年) 11月25日(土)付紙面より

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韓国―庄内 4年ぶり相互チャーター便 170人来庄「温泉楽しみ」 庄内から128人韓国ツアー

 韓国から本県への4年ぶりとなるチャーター便が24日、庄内空港に到着し、地元関係者が県産の果物ジュースや庄内産の新米などの記念品を振る舞うなど歓迎した。庄内から韓国へ向かう乗客の出発セレモニーも行われ、関係者がテープカットなどでチャーター便の運航を祝った。

 庄交コーポレーションの國井英夫社長や行政関係者らが今夏、インバウンドによる地域振興を視野に、在仙台韓国総領事館を訪れるなどして協力を働き掛けており、こうした活動などが実って相互国際チャーター便が実現した。アシアナ航空の中型機(174人乗り)に満席となる約170人が庄内に降り立ち、複数のグループに分かれて、27日まで3泊4日の日程で由良温泉やホテルなどに宿泊しながら相馬樓や羽黒山、最上川舟下り、本間美術館、山居倉庫など県内観光を楽しむ。

 この日、空港1階の到着ロビー前で行われた歓迎行事には県や庄内2市3町の観光関係者ら約20人が参加。午前9時半ごろに乗客が到着ロビーから出てくると「ようこそ山形へ」と書かれた横断幕を掲げ、「アンニョン・ハセヨ」(こんにちは)など声を掛けながら、県産のリンゴジュースや庄内産のつや姫を手渡した。出羽三山神社の山伏がほら貝を鳴らし、庄内空港ビルマスコットの「まめうさ」なども出迎えし乗客らを喜ばせた。ハンミョン・ユンチョンさん(59)とヒシエさん(29)の母娘は「日本には何回か来たことがあるが、庄内は初めて。温泉が楽しみ。米が有名なところなので山居倉庫や自然を観光したい」と話していた。

 一方、庄内から韓国へ向かう乗客の出発セレモニーも同日、空港2階の出発ロビー前で行われ、國井社長や金要燮・仙台大韓民国総領事、村山朋也県庄内総合支庁長、皆川治鶴岡市長ら関係者と乗客らが参加。國井社長が「多くの人の協力でチャーター便を実現できた。これからもインバウンドを進めるための企画をどんどんやっていきたい」、金総領事は「チャーター便の運航は韓国と日本がお互いを楽しみながら知ることができる素晴らしい企画。今年は両国の人的交流が1000万人を超えることが期待されている。両国の関係がさらに良くなる好循環を期待する」とそれぞれあいさつ。その後、國井社長や金総領事ら関係者代表7人がテープカット。関係者に見送られ128人の乗客が次々と航空機に乗り込んだ。「ソウル満喫」「韓流ドラマロケ地&韓国美と食めぐり」など4つのコースに分かれて韓国を巡る予定。

韓国からのチャーター便乗客を歓迎=24日午前9時半ごろ
韓国からのチャーター便乗客を歓迎=24日午前9時半ごろ

関係者がテープカットし、相互チャーター便の運航を祝った=24日
関係者がテープカットし、相互チャーター便の運航を祝った=24日



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