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2023年(令和5年) 11月28日(火)付紙面より

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半世紀踏まえ未来へ志新た 余目中創立50周年祝い記念式典

 今年で創立50周年の節目を迎えた庄内町立余目中学校(佐藤義徳校長、生徒403人)で26日、節目を祝う式典が開かれ、半世紀にわたるこれまでの歩みを踏まえ、未来に向けて志を新たにした。

 同校は1973年4月に旧余目中、旧和合中が統合し、全23クラス計1018人が学ぶ「マンモス校」として創立。86年7月に現校舎が完成、当時は「東北地方随一の規模」として視察が相次いだという。これまでに1万1400人余が巣立ち国内外で活躍している。今月20日には節目を記念した教育講演会として同校OGでボイストレーナーの佐藤涼子さんが講演した。

 同校体育館で行われた式典は、同校と創立50周年事業実行委員会(佐藤恒実行委員長)の主催。同校OGで現在、テレビユー山形でアナウンサーを務めている渡部有さんが司会進行を務め、全校生徒と共に教職員、来賓が出席した。

 国歌斉唱に続き佐藤校長が「生徒たちが学習、部活動に思う存分、力を発揮できるよう支えていただいている多くの人に感謝。先が見えない大きな変革期を迎えている現在、これまでの歴史を大切にしながら時代にあった教育を推進している。教育目標の実現に向けてこれからも努力し、挑戦し続けていくことを誓う」と式辞。富樫透町長、石川保町議会議長、佐藤真哉教育長がそれぞれ祝辞を述べ、このうち富樫町長は「生徒たちが活躍するニュースは町民を明るく勇気づけてくれる。子どもたちは地域の宝であるとともに、地域の希望。歩みを止めず、さらに充実・発展していくことを祈念する」とした。生徒を代表し坂田絢香生徒会長(3年)が「将来に向け地域、後輩を大切にする伝統を受け継いでいきたい。50年という長い間、一年一年、一日一日の充実した積み重ねがあったと思う。うれしいこと、苦しいこと、悔しいこと、そして楽しいことが刻まれたこの校舎で学べることがうれしい。この経験を生かし未来に向けて一歩踏み出したい」と述べた。最後は全員で校歌を声高らかに歌い上げて節目に彩りを添えた。

体育館内に晴れやかな歌声を響かせる生徒たち=26日
体育館内に晴れやかな歌声を響かせる生徒たち=26日



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