2023年(令和5年) 11月29日(水)付紙面より
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戦後間もない頃、全国各地で流行した「歌声喫茶」を思い出させる「うたごえ喫茶&チャリティーバザー」が25日、鶴岡市の出羽庄内国際村で開かれた。来場者が「恋の季節」や「翼をください」など懐メロを一緒に歌うなど、楽しいひとときを過ごした。
国際ソロプチミスト鶴岡(SI鶴岡、春山ゆう会長)主催。SI鶴岡はチャリティー活動の一環として、出羽庄内国際村を会場にこれまで茶会などを開催してきた。コロナ禍で活動が休止となり、同会場でイベントを開催するのは4年ぶり。
今回は新たな試みとして「SI鶴岡の活動をより身近に感じてもらおう」とうたごえ喫茶を企画した。来場者はチケットと交換でお茶とお菓子を受け取り、各席で懐メロを楽しむ方式。歌と演奏は春山会長をはじめ会員が担当し、「みかんの花咲く丘」「川の流れのように」など10曲余りを会場に響かせた。
来場者は目をつむって懐かしい歌に耳を傾けたり、一緒に思い出の曲を歌ったりと思い思いに楽しんでいた。市内の70代女性は「覚えている曲もたくさんあり、みんなで歌えるところが楽しい」と笑顔を見せていた。
また、サプライズゲストで鶴岡南高音楽部がステージに登場し、クラブソング「われら歌うとき」や歌謡曲など3曲を披露。部員18人による合唱に大きな拍手が送られた。
一方、バザーは庄内柿やリンゴなど季節の果物をはじめ、菓子類や飲料、衣類など会員が仕入れたり、持ち寄ったりした数多くの品物が安価で販売され、午前中から買い物をする人たちでにぎわった。