2023年(令和5年) 12月8日(金)付紙面より
ツイート
鶴岡市の新形こども園(阿部由佳園長、園児83人)の園児が6日、近くの山形大学農学部「市民交流農園」で色とりどりの「カラーニンジン」収穫を行った。同学部の学生と交流しながら農業の楽しさに触れた。
地域貢献・交流活動を学生が主体となって企画する同大学の「学生チャレンジプロジェクト」の一環。農学部学生による実施は今回が初めて。子どもに農業を身近に感じてもらおうと、ゲーム感覚で野菜収穫を楽しめるイベントを3―4年生6人のメンバーで企画。色がそれぞれ違う5品種のニンジンを栽培し、採れた色に応じて等級を決め景品を用意した。
この日は年長児13人が同農園を訪問。学生から説明を聞いたあと、みんなで楽しく“宝探し”。1等賞の紫、白色が出るよう願いながら、赤、黄色、オレンジのカラフルなニンジンを引っこ抜いた。
見事1等を掘り当てた阿部司君(6)は「見たことない色のニンジンがいっぱいで驚いた。みんなで一緒に楽しんだ」と笑顔を見せた。
代表の石井俊輔さん(4年)は「子どもたちが笑顔になってくれて、やって良かったと心から感じた。後輩に引き継いでもらい、農業の楽しさを多くの人に知ってもらえれば」と話した。