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荘内日報ニュース


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2023年(令和5年) 12月20日(水)付紙面より

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初詣客笑顔で迎える準備 荘内神社女子高生ら巫女研修

 鶴岡市の荘内神社(石原純一宮司)で17日、正月に向けた臨時の巫女(みこ)の研修が始まり、女子高校生たちが赤いはかま姿で初詣客を迎える応対などを学んだ。

 8万人ほどの参拝客を見込む同神社は今回、高校生と大学生の計18人を臨時に採用。今月23日から来月15日まで交代で参拝者の応対を務める。

 研修初日のこの日は、女子高校生14人が参加した。巫女としての身だしなみや装束の着付けを学び、はかま姿で本殿を参拝した後、お札やお守り、破魔矢などの縁起物の授与品の受け渡しの研修に臨んだ。

 同神社禰宜の石原和香子さんが「相手の目を見て笑顔と大きな声で、『明けましておめでとうございます』と必ずあいさつすること。授与品は両手で扱う」などと作法の基本を指導。研修生は巫女と参拝者役の二手に分かれ、「1000円お納めくださいませ」「ようこそお参りくださいました」と練習を重ねた。

 初めて巫女を務める羽黒2年の齋藤歩海(あゆみ)さん(17)は「着付けは難しかったけど、巫女さんの装束を身に着けることができてうれしい。正しい言葉遣いに気を付けて頑張ります」と話した。

初詣客を迎える応対の研修に励む女子高校生たち
初詣客を迎える応対の研修に励む女子高校生たち


2023年(令和5年) 12月20日(水)付紙面より

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鶴岡市第二学区コミセン 中央児童館隣接地に移転新築

子どもから高齢者まで交流できる場に

 鶴岡市は、老朽化した第二学区コミュニティ防災センター(昭和町)を移転新築する方針を固めた。移転先は苗津町の市中央児童館隣接地(旧朝暘第二小学校跡地)。同児童館が持つ機能と連携させ、「子どもから高齢者までが交流できる場」「地域で子どもを育てる子育ての場」が一つとなった新たな拠点の整備を目指し、2028年度の利用開始を見込む。23日には第二コミセンで、住民を対象にした説明会を予定している。

児童館と連携 28年度開設目指す

 旧朝暘二小跡地は面積約2万7190平方メートルあり、00年に開設された中央児童館の敷地面積は半分の約1万3420平方メートル。残る約1万3770平方メートルは未整備で、市街地にある広大な市有地でもあることから、これまでに市民プールなど市施設の移転候補地として検討された経緯がある。

 現在の第二学区コミセンは敷地面積約1860平方メートルで、建物は鉄筋コンクリート造り2階建て、延べ床面積約880平方メートル。1985(昭和60)年の完成で、築後40年ほど経過して老朽化している。

 移転新築する第二コミセンは、現在の施設と同規模程度を想定しているが、大ホール(大集会室)については軽スポーツなどが可能で幅広い用途で利用できるよう、現施設の大集会室の約1・5倍の広さ300平方メートル程度を検討する。新コミセンには、高齢者や子育てなどの福祉ニーズに対応する機能、窓口を担うスペースの確保も想定する。

 来年度にかけ、学区住民や中央児童館利用者などを対象としたワークショップを開催するなどして整備構想を策定。25年度に基本計画策定、26年度に実施設計を行い、27年度から建設工事を予定している。

 一方、市は中央児童館について、26年度ごろを予定する屋外遊具の再整備、建物の長寿命化対策として30年度ごろ予定の大規模改修の事業も検討している。

第二学区コミセンの移転新築が計画されている旧朝暘二小跡地。奥の建物が中央児童館
第二学区コミセンの移転新築が計画されている旧朝暘二小跡地。奥の建物が中央児童館


2023年(令和5年) 12月20日(水)付紙面より

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町の安全安心へ活動 庄内町防災士ネット設立

 庄内町で活躍する防災士らで組織する「町防災士ネット」の設立総会が16日、同町役場で開かれ、役員案や事業計画案などを承認した。

 防災士は「自助・共助・協働」を原則に、防災のための十分な意識、知識、技能を修得した人で、NPO法人日本防災士機構が認定する民間資格。

 同町では約40人が資格取得しているが、個人では活動する場がないことや有事の際の避難所運営など主導的な役割を担う人材育成の必要性などから、町消防団など町内の防災関係者らが今年9月から設立準備会を組織して準備を進めてきた。

 この日の設立総会には趣旨に賛同した防災士ら約30人が参加。設立までの経緯などが説明された後、会則や年に複数回、基礎講座や避難所開設・運営などの研修会を開催するなどの事業計画を申し合わせた。役員選出では会長に上野賢・町消防団第3分団長(上朝丸)を選出。上野会長は「横のつながりを密にして町の安全安心のために活動していきたい」とあいさつした。

 設立総会終了後は県防災士会の梅津庸成会長が「防災士の現状と課題―20年を迎えてのこれからの役割―」と題して記念講演した。

庄内町防災士ネットの設立総会が開かれた
庄内町防災士ネットの設立総会が開かれた


2023年(令和5年) 12月20日(水)付紙面より

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一日一題 裏金疑惑は自ら国民に説明を

 臨時国会が閉会した。国民の生活に関わる問題や外交でも重要課題を積み残したまま、政局優先の様相で大揺れだ。元をただせば自民党最大派閥の清和政策研究会(安倍派)の裏金疑惑にある。政治資金パーティー券収入の、所属議員へのノルマ超過分を政治資金収支報告書に記載せず、個人に還流(キックバック)した。

 「驕(おご)る平家は久しからず」は、権勢に思い上がって意のままに振る舞う者はいずれ権力を失う―との意味。安倍晋三元首相の1強による長期政権の驕りのほころびが出たとも言える。閣僚や党幹部が政権中枢から去った安倍派内では、岸田文雄首相への“意趣返し”的な声も聞かれるというが本末転倒だ。政治の本道とは何かを考えるべきだ。

 政治資金規正法は政治団体の収入や支出を収支報告書に正確に記載するよう義務付けている。安倍派の裏金作りは、議員にパーティー券販売のノルマを課し、ノルマ以上売った分を収支報告書に記載せず、議員個人に還流した。安倍派は99人。直近5年間で議員(全員ではないが)への還流分は5億円を超す。もちろん報告書に載らないから使い道も不透明だ。東京地検特捜部は議員からも事情聴取するなどで裏金の流れを調べている。

 岸田首相は政治不信を払拭するため、還流に関わっていた政権の要の官房長官、安倍派の4閣僚を交代させ、党幹部も辞表を出した。安倍派議員を政権から外すという手法に、安倍派内には不満の声もあり、「いずれ反転攻勢する」などとの声も聞かれるという。内輪の理論に終始せず、国会挙げて信頼回復策に取り組むべきだ。

 そもそも、安倍1強政治の驕りが招いた結果と言える疑惑だ。森友学園、加計学園、桜を見る会―など、相次いだ安倍氏に関わるスキャンダルは国会で解決することなく、問題が起きると解散総選挙をし、勝つことで疑惑は“一掃”されたかのごとくの振る舞いが続いた。失敗を認めない政治姿勢が、1強下では何をしても許されるとの思いが、安倍派にあったのではないか。まさに「驕る平家は内より崩る」であろう。

 岸田氏は就任後、経済対策、子育て支援などさまざまな政策を打ち出したが、なかなか上昇気流に乗せることができないでいる。岸田氏の政治力、党総裁としての指導力も問われているが、しかし、前政権によってもたらされた経済の低迷などが尾を引いている結果ではないだろうか。

 安倍派の中には裏金を認めた議員もいる。一方「捜査に支障がある」として説明しようとしない議員もいる。選良として、自ら国民が納得できる十分な説明を果たすべきなのだが、答えないのは保身に走っているせいか。今を政治の危機として捉えれば、派閥の力学で政局に気を取られている場合ではない。

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2023年(令和5年) 12月20日(水)付紙面より

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ヨイショヨイショ!! 出羽商工会櫛引支部青年部 保育園訪問 一緒に餅つき楽しいな

 出羽商工会櫛引支部青年部(町野伸也部長)は18日、鶴岡市の櫛引地域にある東部、西部、南部の3保育園と特別養護老人ホーム桃寿荘につきたての餅をプレゼントした。

 合併前の旧櫛引商工会青年部時代から続く師走の恒例慰問。青年部員やOBが保育園児と一緒に餅つきを楽しみ交流を深めている。

 この日、くしびき東部保育園(鈴木悦子園長、園児39人)には青年部のメンバーら5人が訪問。遊戯室にうすときねを準備し「ヨイショ、ヨイショ」と掛け声を合わせて餅をついた。仕上げた餅は、子どもたちが各家庭の神棚に備える鏡餅に仕上げて自宅に持ち帰った。

 町野部長は「今年用意したもち米は16キロ(4施設に4キロずつ)。子どもたちが喜んでくれて良かった。これからも年の瀬の恒例行事として続けていきたい」と語った。

青年部員と餅つきを楽しむ保育園児=くしびき東部保育園
青年部員と餅つきを楽しむ保育園児=くしびき東部保育園



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