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荘内日報ニュース


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2023年(令和5年) 12月23日(土)付紙面より

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第37回荘日新春句歌歳時記募集要項

 荘内日報社は第37回「荘日新春句歌歳時記」の俳句と短歌の作品を募集します。今回も「迎春準備」より「小正月」が詠み得る範囲と設定しました。歳晩・年初に当たり詠んだ作品をお寄せいただきたくご案内致します。
 募集要項
 ▽原稿受付期間=2024年1月3日(水)~12日(金)【必着】
 ▽応募作品=1、俳句、短歌ともに1人2句、2首以内
       2、未発表の自作に限る
       3、手書きは楷書体で読みやすく記入する
 ▽応募方法=1、俳句と短歌は別々のはがきで応募(2作品の場合はそれぞれ1枚にまとめる)【複数枚の応募は無効】
       2、はがき表に住所・氏名(ペンネームの場合は本名を併記)・電話番号を記入
       3、宛先は〒997―0035、鶴岡市馬場町8―20
        荘内日報社「新春句歌歳時記」俳句または短歌係へ(俳句か短歌か必ず記入)
 俳句選者 阿部月山子、畠山カツ子、牧静の3氏(五十音順)
 短歌選者 今井喜代、佐々木秀子、富樫代志子の3氏(五十音順)
 発表と表彰 各選者の選を基に規定の点数を加算、得点順に天賞、地賞、人賞を決定し表彰する。また、選者が「最優秀」に選んだ作品には選者賞を贈ります。発表は2月中旬本紙(予定)。表彰式は本人宛てに通知します。

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2023年(令和5年) 12月23日(土)付紙面より

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鶴岡 市街地ドカ雪34センチ 酒田 飛島でまれな大雪被害 対策本部立ち上げ 温海川43センチ酒田19センチ

 庄内地方は22日、上空に今冬一番の寒気が入った影響で未明から雪が降り続き、鶴岡市の観測によると鶴岡公園で一晩で34センチ、温海川で43センチ(同日午前8時半現在)の「ドカ雪」を記録した。酒田市の飛島でも大雪に見舞われ、雪の重みで倒木し道をふさいだ。庄内空港では同日、東京・羽田行きの第1便が欠航。滑走路の除雪のため羽田発393便と庄内発396便の出発に遅れが出た。

 鶴岡市街地では今冬初の除雪車が出動し、フル回転の作業に追われた。朝の通勤は工業団地方面に向かう幹線道路を中心に渋滞。市内の住宅地では朝からスコップやスノーダンプで大人の膝近くまで積もった雪を取り除く姿が見られた。

 山形地方気象台によると、22日午前11時現在の積雪量は庄内町狩川で36センチ、櫛引地域で38センチ、酒田市で19センチ。上空に入り込んだ寒気は今後も居座り23日午前6時までの積雪量は庄内の平地の多いところで約30センチ、山沿いで約40センチが予想されている。


飛島で倒木被害 停電断水の恐れ 積雪50センチほど

 気圧の谷や寒気の影響で、県内唯一の有人離島・酒田市飛島が大雪に見舞われている。雪の重みで倒れた樹木が電線に掛かり、全島停電や断水などの恐れがあることから市は21日午後、災害対策本部を立ち上げた。

 東北地方は気圧の谷となっており、上空に強い寒気が流れ込んでいることから山形地方気象台は22日午前5時33分、「大雪に関する山形県気象情報第3号」を発表。特に庄内地方で大雪による交通障害、建物・農業施設への被害の警戒、屋根からの落雪、電線や樹木への着雪に注意を呼び掛けている。

 暖流の影響で本土側と比較して温かく、高い山がないため降雪も少ない飛島は、大雪に見舞われることはほぼない。20日から断続的に雪が降った影響で積雪量は50センチ近くに達し、市危機管理課によると、市とびしま総合センター前の県道354号で倒木が発生、道をふさぎ、さらに電線に覆い被さっているという。

 これまでにけが人や建物への被害はない。断線した場合は全島で停電や断水、通信障害が発生する恐れがあり、市は島民に対して自宅待機・水の確保を周知。また、停電に不安がある場合は同センターを利用するとともに、飛島と酒田港を結ぶ定期旅客船が運航した場合には本土側に移動するよう呼び掛けたという。

公用車に積もった雪を払う市職員=22日午前9時半、鶴岡市役所駐車場
公用車に積もった雪を払う市職員=22日午前9時半、鶴岡市役所駐車場


2023年(令和5年) 12月23日(土)付紙面より

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門松作り盛ん 庄内町シルバー人材センター

 庄内町シルバー人材センター(原田正一理事長)の門松グループが、正月には欠かせない縁起物「門松」作りの仕上げ作業に入っている。

 合併前の立川シルバー人材センターでも門松作りをしていたが、合併後は高齢化などから途絶えていた。同センターでは町内からの要望を受け、2019年から制作を再開、原田理事長ら60―80代のメンバー5人が作業に当たっている。

 今年は8月21日からわらの乾燥作業、12月5日から同町三ケ沢・善光寺の協力で孟宗竹を切り出すなど下準備。今月20日からは町営風車近くにある農閑期のビニールハウスに集まり組み上げ作業に入った。

 作業はまず、オイル缶の中に先端を斜めに切り落とした長短3本の青竹を切り、砂を入れて固定。缶の周りにわらを編んだ薦(こも)を巻き黒い縄で縛る。最後にしめ縄、ユズリハ、ハボタン、マツ、ナンテンを飾りつけて出来上がり。メンバーは一つ一つ確認しながら作業を進めていた。

 大きさは高さ1メートル10センチ、幅30センチ。24日までに地元企業や一般から注文を受けた15門を仕上げ、25日から配達作業に入るという。

 原田理事長は「今年で3年目なので作業も手慣れてきた。遅れないように仕上げたい」と話していた。

組み上げ作業が進む進む門松作り
組み上げ作業が進む進む門松作り


2023年(令和5年) 12月23日(土)付紙面より

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文化財は善意の力で守りたい

 鶴岡市の致道博物館は、閉鎖中の国指定重要文化財「旧西田川郡役所」の内部公開再開に向け、クラウドファンディング(CF)で寄付を募っている。2019年6月の山形県沖地震で壁に亀裂が入るなどの被害を受け、再公開に向けて展示内容をリニューアルする。寄付の目標額は1000万円。時代を経て受け継がれてきた貴重な文化財は、大勢の力で守っていきたい。

 日本では寄付する文化が十分根付いていないとも言われる。しかし近年は多方面でCFを実施するケースが増え、徐々に個人の積み重ねが大きな力を生むという寄付文化が定着しつつあるのではないか。庄内には地域の宝として守らねばならない文化財は多い。支援の広がりを期待したい。

◇      ◇

 致道博物館の敷地内にある旧西田川郡役所は1881(明治14)年に建てられた擬洋風建築。地震後の耐震診断で、今後大規模地震があれば建物が傾く可能性が指摘されていた。

 博物館は、CFで寄付の協力を呼び掛け、それによって再公開に向けた展示品の修理・修復に充てる。寄付金は日本を代表するドールハウス作家、故・礒貝吉紀さんから寄贈された作品40点、極小雛(ひな)道具研究家・川内由美子さんから寄贈された欧州のアンティークミニチュア洋食器約3000点、被雷で壊れた建物上部の大時計、庄内の歴史を伝える考古資料もある。寄付を受けて修繕などが順調に進めば、24年4月に一般公開再開を予定している。

 今年、東京・上野の国立科学博物館で維持管理費などの目的で、1億円を目標にCFを呼び掛けたところ、目標を大きく超える約9億2000万円が寄せられた。6万点を超える国内最大規模の収蔵品の、空調などの管理費が危機的な状況になった。短期間のCFで同博物館側が驚く額の支援が寄せられたことは、国民に共通した貴重な財産の収蔵品を守りたいとの意識の広がりにほかならない。

◇      ◇

 致道博物館では、一般公開再開に当たっては、より魅力的な博物館とするための新たな取り組みを考えている。多くの人々の力を、単に修繕・修復費用でとどまることなく、善意をより生かすための文化財の活用の在り方、庄内に致道博物館がある存在意義を、広く情報発信することも求められるのではないか。

 寄付の受け付けは24年1月31日まで、CFサイト「レディーフォー」、銀行口座振り込み、博物館窓口で受け付ける。博物館の運営は入館料、寄付金、行政の補助金で賄われているが、それだけでは必ずしも十分ではないかもしれない。文化・科学的施設の収蔵品などは国や地域の宝であり、大勢の善意によって将来に伝え残していかねばならない。寄付の問い合わせは同館=電0235(22)1199=へ。

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2023年(令和5年) 12月23日(土)付紙面より

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旧西田川郡役所再開へ 信金ネットワーク支援の輪 鶴岡信金致道博物館へ寄付

 鶴岡信用金庫(佐藤祐司理事長)は21日、国指定重要文化財「旧西田川郡役所」の展示リニューアルと来春の再公開に向け、クラウドファンディングを実施している鶴岡市の致道博物館(酒井忠順館長)に、30万円を寄付した。両者の連携協定に基づくもので、鶴岡信金は全国の信金ネットワークを生かして各地の信用金庫にも呼び掛け、支援の輪を広げていく。

 致道博物館にある旧西田川郡役所は、2019年6月の山形県沖地震で壁に亀裂が入るなどの被害を受け、応急耐震補強・修理工事のため21年6月から公開を中止している。復旧工事は昨年5月まで続いた。同博物館は来年4月下旬予定の再公開に向けた資金調達のため、今月11日から1月31日まで、目標額1000万円のクラウドファンディングを実施。日本を代表するドールハウス作家の故・礒貝吉紀さんから寄贈された作品40点や極小雛(ひな)道具研究家・川内由美子さんから寄贈された欧州のアンティークミニチュア洋食器約3000ピースの展示、庄内の歴史を伝える各種考古資料の展示、被雷で壊れた建物上部の時計台にある大時計(直径90センチ、電気式)の修理に活用する。21日現在のクラウドファンディングの寄付額は315万円となっている。

 寄付金の贈呈式が21日、旧西田川郡役所前で行われ、佐藤理事長から酒井館長へ寄付金目録が手渡された。佐藤理事長は「致道博物館との連携協定に基づく最初の取り組み。支援の輪が広がってクラウドファンディングが成功し、致道博物館がさらに発展することを願う」と話した。

 酒井館長は「博物館に直接寄付金を届けてくださる市民の方が増えている。必ず目標額を達成し、地域の皆さんから誇りに思ってもらえる致道博物館を目指す。多くの方々から引き続きの支援をお願いしたい」と語った。

 鶴岡信金と致道博物館は先月30日、庄内の歴史・伝統・文化の啓発と情報発信、交流拡大に関する連携協定を締結した。

旧西田川郡役所の来春の再公開に向け、酒井館長(右)に寄付金目録を手渡す佐藤理事長=21日
旧西田川郡役所の来春の再公開に向け、酒井館長(右)に寄付金目録を手渡す佐藤理事長=21日


2023年(令和5年) 12月23日(土)付紙面より

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粘り強く戦う JFA第47回全日本U12サッカー選手権山形県代表 モンテジュニア庄内 鶴岡3選手決意

 庄内を拠点に活動するモンテディオ山形ジュニア庄内が「JFA第47回全日本U12サッカー選手権大会」(26~29日、鹿児島)に山形県代表として出場する。大会を前に21日、鶴岡市小真木原総合体育館で鶴岡市選手の激励会が行われ、長谷川尚紀選手(朝四小6年)、伊藤史龍(しりゅう)選手(朝六小6年)、齋藤陽斗(はると)選手(同)の3選手が抱負を語った。

 激励会では鶴岡地区サッカー協会の佐藤利浩会長が「3年連続4回目の全国大会出場おめでとう。郷土の誇りを持って頑張ってきてください」と激励した。

 長谷川選手は「昨年は予選で1勝もできずに悔しい思いをした。雪辱を晴らしたい」、伊藤選手は「コンディションは絶好調。しっかり守り自分の役割を果たす」、齋藤選手は「粘り強く戦い、チームの勝利に貢献したい」とそれぞれ決意を話した。

 前田玄監督は「エクセレントフィートFC(埼玉)との初戦がカギ。勝てば予選リーグ突破が見えてくる。選手たちを後押ししたい」と大会を見据えた。

 モンテディオ山形ジュニア庄内は、県大会の決勝でモンテディオ山形ジュニア村山と対戦。2対2の同点でPK戦となり4―3で優勝した。全国大会では26日午前にエクセレントフィートFC、午後からFCリバース(愛媛)、27日にフォルツァ松本(長野)と戦う。

鶴岡市選手の激励会。左から前田監督、長谷川選手、佐藤会長、伊藤選手、齋藤選手
鶴岡市選手の激励会。左から前田監督、長谷川選手、佐藤会長、伊藤選手、齋藤選手



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