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荘内日報ニュース


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2023年(令和5年) 12月24日(日)付紙面より

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2050年 庄内の人口4割減16万517人 「10万都市」消滅 庄内町・遊佐町5割前後減少 社・人研 地域別将来推計人口 山形県減少率全国6番目

 厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所は22日、5年に一度まとめる「地域別将来推計人口」を公表した。2050年までの人口推移を推計したもので、鶴岡、酒田、三川、庄内、遊佐の5市町を合わせ、2020年に26万3404人だった庄内地域の人口は50年時点で16万517人と39・1%減少する推計となっている。

 5市町の推計を20年と50年の対比で見ると、鶴岡市は37・1%減の7万6968人、酒田市は39・4%減の6万768人、三川町は23・1%減の5848人、庄内町は46・5%の1万773人、遊佐町は52・7%減の6160人。庄内地域から「10万都市」がなくなり、庄内町と遊佐町は5割前後の人口が減少すると推計している。

 県内35市町村を見ると、減少率の最大は西川町の59・9%、次いで尾花沢市の58・5%、戸沢村の56・0%で、14市町村が5割以上減る推計。20年に106万8027人だった県の人口は、50年には71万838人と33・4%減の推計となっている。都道府県別の減少率では秋田41・6%、青森39・0%、岩手35・3%、高知34・8%、長崎33・8%に次いで、山形は6番目に減少率が高い。東京だけが人口増の推計。


2023年(令和5年) 12月24日(日)付紙面より

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インバウンド地方誘客へ 黒いマリア像のある城下町 庄交コーポレーション 「祈りの道」狙い天主堂コンサート動画発信

 インバウンド(訪日旅行)の地方誘客に向け、観光事業などを手掛ける庄交コーポレーション(鶴岡市、國井英夫社長)は本年度、同市馬場町の鶴岡カトリック教会天主堂(国指定重要文化財)にある「黒い聖母マリア像」(市指定文化財)にスポットを当てた「祈りの道」の誘客戦略を進めている。観光庁の補助事業採択を受けた取り組みで、18日に天主堂で開かれたコンサートの動画を、クリスマスの25日からユーチューブ配信を始める。

 誕生したキリストを抱いたマリア像(高さ153センチ、幅60センチ、奥行き54センチ)は顔が小麦色のような栗色で、国内唯一の「黒いマリア像」として知られている。1903(明治36)年の鶴岡カトリック教会献堂記念で、初代司祭・ダリベル神父の出身地フランス・ノルマンディー州のデリブランド修道院から贈られた。同州のデリブランド教会にある像の完全な複製としてフランスで作られ、木彫に石こうをかぶせて彩色されている。

 庄交コーポレーションは、古くから続く出羽三山参拝とともに、「祈りの道」をテーマにストーリー性のある戦略を描き、観光庁の「インバウンドの地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業」の採択を受けた。事業の第1弾として、18日に天主堂で開催されたコンサートを配信し、「黒い聖母マリア像のある城下町」を発信する。

 コンサートは鶴岡市出身のソプラノ歌手・佐々木麻子(まこ)さん(二期会会員)と鶴岡土曜会混声合唱団が出演し、天主堂にあるパイプオルガンの音色に合わせ、クリスマスの讃美歌などを演奏した。ユーチューブの「庄交インフォメーション」チャンネルで視聴できる。

 補助事業ではこのほか、拡張現実(AR)技術による天主堂やマリア像の立体映像紹介、中心市街地の観光振興に向けた英語・中国語・韓国語の多言語ガイド養成、米国人女性記者による市街地観光の記事やPR動画の海外配信、保存されている明治以降の擬洋風建築を紹介する3Dマップ作成とマップを取り込んだタブレットの貸与などを予定している。

「黒い聖母マリア像」の鶴岡カトリック教会天主堂で18日に開かれたコンサート。庄交コーポレーションがクリスマスの25日にユーチューブ配信をスタート
「黒い聖母マリア像」の鶴岡カトリック教会天主堂で18日に開かれたコンサート。庄交コーポレーションがクリスマスの25日にユーチューブ配信をスタート


2023年(令和5年) 12月24日(日)付紙面より

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自前の年越しそば作り 鶴岡・大梵字親子ら楽しむ

 鶴岡市の手打ちそば処・大梵字で23日、師走恒例の「手打ちそば教室」が開かれた。鶴岡市内の親子ら15組が参加。同店のそば打ち職人・沢川来純さん(39)を講師にコシの強いそば作りを学んだ。

 「細く長く」という延命長寿と、反対に切れやすいことから「その年の厄を切る」という諸説がある年越しそば作りを楽しんでもらおうと毎年開いている。

 教室では朝日地域で栽培された香り高い「でわかおり」を使用。小麦粉をつなぎに「二八そば」作りにチャレンジした。

 参加者は「素朴な作り方だけに奥が深くて難しい」「教室で覚えたことを自宅で再挑戦し、今年こそ自前の年越しそばで新年を迎えたい」と笑顔を見せた。仕上げた手打ちは、ざるそばにして会食。このほかテイクアウト用としてパックに入れて持ち帰った。

 沢川さんは「そば粉400グラムに対して小麦粉100グラムの割合。粉の混ぜ方によってコシに違いが出る。皆さんが楽しそうに打ってくれて良かった」と話していた。

 大梵字では今年も大みそかの31日午後3時まで営業する。テイクアウト用の3人前の手打ちそば(税込み1500円、前日までの要予約)も販売している。

手打ちそば作りに挑戦する親子
手打ちそば作りに挑戦する親子


2023年(令和5年) 12月24日(日)付紙面より

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ベスト4以上狙う!! 第4回全国U15バスケットボール選手権へ 「青龍BC」男子 意気込む 初戦は1月4日

 来月4日(木)から8日(月)に東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで開催される「2023年度第4回全国U15バスケットボール選手権・全国大会」に、庄内地方の中学生で構成されるクラブチーム「青龍BC」男子が出場する。2020年度はベスト8にまで食い込んだ同チーム。今大会ではベスト4以上を目指す。初戦は4日、埼玉県代表の「T―CAGERS」と対戦。

 今年10月29日に大江町で行われた県大会で優勝し、3度目の全国進出を決めた青龍BC。19年に男子チームを設立し21年に女子チームも立ち上げた。現在男子28人、女子24人で酒田市や鶴岡市などの体育館で週3回ほど練習に励む。

 指導に当たる佐藤昭ヘッドコーチ(60)は「勝とうが負けようが最後の笛が鳴るまで思い切り頑張ってほしい。大会までの時間を大切にして全国大会を楽しんで」と話し、男子主将の押井大和さん(15)=鶴岡五中=は「目標は全国優勝。堅守速攻で攻めて勝ちたい。本番で全力を出せるようにけがに注意して調整を進めたい」と意気込みを語った。

 青龍BCは中学生を対象としたクラブチームで、庄内地方全域から集まった全国大会を目指す選手たちで構成される。毎年2月に小学校6年生を対象にトライアウト(試験)を実施し10人を選抜。選び抜かれたメンバーで全国の厚い壁を乗り越える。

全国大会出場を決めた青龍BCの選手たち
全国大会出場を決めた青龍BCの選手たち



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