2024年(令和6年) 1月14日(日)付紙面より
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鶴岡市内の観光や食文化をPRする「観光ラッピングタクシー」のお披露目式が11日、同市の荘銀タクト鶴岡で行われた。色鮮やかで華やかなデザインによって車体全体がラッピングされた6台のタクシーが、市民や観光客に鶴岡の魅力をアピールしている。
大和交通、大山タクシー、出羽ハイヤー、湯田川温泉自動車、温海温泉観光自動車の5社の計6台が、出羽三山や加茂水族館のクラゲ、大山犬祭りと酒蔵、湯田川孟宗、温海カブなどをモチーフにしたデザインで彩られている。デザインは地元のデザイナー2人が担当した。
観光誘客などの企画立案を行っている市内のグループ「鶴岡join(ジョイン)」が提案し、5社が観光庁の補助事業「交通・観光連携型事業」の採択を受け、昨年9月から順次運行を始め、11月までに全6台がそろった。いずれも5人乗り。
お披露目式には関係者約20人が出席。出羽ハイヤー、湯田川温泉自動車、温海温泉観光自動車の柿崎裕社長が「このラッピングタクシーで鶴岡の観光を盛り上げたい」とあいさつ。6台そろった車両の前で出席者が記念撮影した。ラッピングタクシーの運転手は「デザインをきっかけにお客さんとの会話が弾み、鶴岡の魅力を知ってもらえる」「温泉街で客待ちをしていると観光客に人気で、写真を撮る人も多い」と話した。