2024年(令和6年) 1月20日(土)付紙面より
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鶴岡市の鶴岡高等養護学校(矢野裕之校長)の2年生が18日、同市小真木原総合体育館で清掃奉仕活動を行った。4階の観客席や3階アリーナで生徒たちがほうきやモップを使い、地域への感謝を込めて施設をきれいにした。
同校では5年ほど前から、総合的な探究の時間を利用して「自分たちでできるボランティアをしよう」をテーマに2年生が清掃奉仕活動を行っている。コロナ禍前は児童施設や高齢者施設などを訪れていたが、近年は公共施設で実施している。
今回は生徒16人が引率の教員と共に市小真木原総合体育館を訪れた。自在ほうきやちり取り、ごみ袋を持参した生徒たちは4階で手分けしながら観客席の下や通路などを掃き、集めたごみはちり取りで片付けた。また、3階アリーナでは施設からモップを借りて床をきれいに拭いた。冬季はフットサルやテニスなども屋内で練習するため、アリーナの床は汚れがたまるという。
同校の白幡響花さん(17)は「中学生の頃卓球の試合で使っていた体育館が清掃できれいになるのはうれしい」と笑顔を見せていた。生徒たちの奉仕活動は25日にも行われ、小真木原公園内の市陸上競技場や朝暘武道館を清掃する予定。