2024年(令和6年) 2月1日(木)付紙面より
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国土交通省酒田河川国道事務所は31日、建設工事を進めてきた日本海沿岸東北自動車道遊佐比子インターチェンジ(IC)―遊佐鳥海IC間延長6・5キロに関し今年3月23日(土)午後4時に開通すると発表した。
開通する区間は、2009年度に事業化された酒田みなと―遊佐鳥海間12キロの一部で、酒田みなと―遊佐比子間5・5キロは2020年12月に開通済み。設計速度80キロの2車線で無料区間となる。
開通によって信頼性の高い道路ネットワークが形成され、重要港湾・酒田港を核とした物流の効率化、地域産業の活性化、環鳥海エリアの観光振興、地域救急医療体制の充実といった効果が期待されている。
山形・秋田県境区間では、小砂川―象潟間7・3キロが25年度、県境をまたぐ遊佐鳥海―小砂川間10・6キロは26年度にそれぞれ開通見通し。今回の開通について、庄内開発協議会最高顧問を務める新田嘉一平田牧場グループ会長は「まずは良かった。素晴らしい話だ。秋田県境区間はめどがついたが、新潟県境区間はまだこれから。日沿道の早期全線開通へさらに力を尽くしたい」と語った。時田博機遊佐町長は「本町はじめ沿線地域が心待ちにしていた開通。秋田県境区間の一日も早い完成に向け、円滑に事業が進むよう協力していくとともに、遊佐パーキングエリアタウン事業を推進し、持続可能な地域づくりに取り組んでいく」、矢口明子酒田市長は「災害対応や救急医療体制の充実、物流や、観光振興など地域経済の活性化につながる。秋田県境区間が26年度までに開通する見通しが発表され、残る新潟県境区間の事業を促進し、一日も早い日沿道の全線開通に尽力したい」とそれぞれコメントした。