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2024年(令和6年) 2月4日(日)付紙面より

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起業は地域への恩返し 「ら~めん麺恋の」オープン 酒田 “学生社長”佐藤さん(公益大4年)活動の集大成 連日市民訪れ人気店に

 東北公益文科大学(酒田市、神田直弥学長)の学生サークル「ラーメン同好会『麺恋(めんごい)の』」の会長で、昨年5月に市内で株式会社を立ち上げた“学生社長”の佐藤諒多さん(21)=公益大4年=が、同市亀ケ崎五丁目の国道7号沿いにラーメン店「ら~めん麺恋の」をオープンさせた。連日大勢の市民らが訪れる人気店になっており、佐藤さんは「起業は地域への恩返し。これからも地域とのつながりを大切にしながら運営していきたい」と話している。

 同サークルは2020年、同市出身の佐藤さんがラーメン好きの友人たちと共に、主としてラーメン食べ歩きを目的に発足した。活動を続ける中、「商品開発に向けて若い世代の意見を聞きたい」という県内企業の要請を受け22年2月、市内で製塩した2種類の「ご当地塩」を原料として用いた即席麺「W塩ラーメン」を監修。これが縁で同年9月には酒田青年会議所、市内のラーメン店と共に「酒田のラーメンexpo」に出店、自ら考案した「背脂味噌豚骨ラーメン」を提供し、好評を博した。

 昨年9月には麺の選定や、スープの味付けなど、県内企業と約1年間にわたって共同開発を進めた袋麺「山形しょうゆラーメン」を発表。「W塩ラーメン」とともに、県内の道の駅や観光土産店などで購入することができる。

 佐藤さんは昨年5月、父親と共に介護事業、動画広告制作など担う「MENGOINO(めんごいの)株式会社」を設立。同社を母体とし、これまでの活動の「集大成」として亀ケ崎五丁目の空き店舗を借り受け、昨年12月22日にラーメン店を開いた。

 現在のメニューは「しょうゆら~めん」(普通850円)。鶏と魚介をベースにしたダブルスープに香味野菜、鶏油などを加え、こくを出しているのが特長。このスープに中細ストレート麺を合わせ、幅広い世代が食べやすいようあっさりした味わいに仕上げた。店内にはテーブル席、カウンター席のほか、広々した小上がりも設置し連日、大勢の市民らが訪れ、人気となっている。佐藤さんによると、今月中旬からはサークルの代名詞にもなっている「W塩ラーメン」の提供を開始する予定。さらに今後、「坦々めん」もラインアップに加えるという。既に卒論を提出し、間もなく学びやを巣立つ佐藤さんは「地元の大学に進学し、地元で起業したことが自分の一番の強みと思う。新たな出会いもあり、コミュニケーションをしっかり取ることを意識し、やりたいことをやっていきたい」と話した。

 営業時間は午前11時―午後2時半。水曜定休。駐車場有。今月からは趣味の音楽を生かしたミュージックカフェバー「CUTE」として夜営業も開始。詳細は「ら~めん麺恋の」「CUTE」の各SNSで。

ラーメン店をオープンした“学生社長”の佐藤さん
ラーメン店をオープンした“学生社長”の佐藤さん

佐藤さんが開いた「ら~めん麺恋の」。大きな看板が目印
佐藤さんが開いた「ら~めん麺恋の」。大きな看板が目印



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