2024年(令和6年) 2月6日(火)付紙面より
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第9回氷上綱引き大会が4日、鶴岡市小真木原スケート場で行われた。足元が滑るリンクの上で悪戦苦闘しながら優勝を目指して熱戦を繰り広げた。
市スポーツ協会がスケート場の利用促進と市民交流の場を設け、冬の寒さに負けずにスポーツに親しんでもらおうと2016年に初開催。コロナ禍や雨天で中止が続き昨年復活した。
中学生以上の一般の部に31チーム、小学3―6年生でつくるジュニアの部に11チーム、総勢210人、昨年の2倍以上が出場し、会場を大いに盛り上げた。スポ少や部活動、友人や親戚の他、職場やサークル、保護者会など多彩なチームが参加した。
競技は1セット30秒で先に2セット取ったチームが勝利する3セットマッチ方式。滑り止め金具の付いた靴は禁止で、ほとんどの選手がゴム長靴で参戦した。一般の部、ジュニアの部ともに今年はトーナメント戦で開催。
試合が始まると、滑る氷の上でバランスを崩したり転倒する人が続出。安定して綱を引くチームや、体勢を崩してなすすべなく引っ張られる選手の姿に、観客席からは大きな声援が送られていた。意外に体格や年齢、性別は勝負に無関係で足腰の安定感が明暗を分けた。
親戚と友人で5年生を中心につくるチーム「5GO」の広瀬小5年の佐藤暖琉さん(11)は「初めての参加なので楽しみたい。絶対に優勝して賞品の焼肉屋2万円分食事券を取る」と意気込みを語っていた。