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2024年(令和6年) 2月9日(金)付紙面より

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庄農高に文科大臣優秀教職員表彰 地域ぐるみの庄農うどん大作戦や美化活動評価

 鶴岡市の庄内農業高校(坂井孝朗校長)が「文部科学大臣優秀教職員表彰」を受賞した。地域ぐるみで取り組んでいる「庄農うどん大作戦」や学校近くの藤島歴史公園に生徒が育てた花の苗を植える美化活動が高く評価された。

 「庄農うどん大作戦」は生徒が仕込んだうどんを藤島地域の飲食店(9店舗)で提供。5年目の昨秋は約2000食を売り切った。「麺がモチモチしている」「歯応えと喉越しが良い」と評判で、今回も「売り切れ」となる店が続出。美化活動も例年春に藤島歴史公園の花壇に地域の人たちの協力を得てパンジーやベゴニアなどを植えて彩りを添えている。

 今回の優秀教職員表彰は学校教育に顕著な成績を上げた教職員をはじめ学校やPTAなどの団体に贈られている。庄内農業の教職員は37人。代表して表彰を受けた坂井校長は「庄農うどんの取り組みは藤島庁舎や出羽商工会、飲食店の協力を得て行っているが、今後も地域学習と同時に地域交流を進めていきたい」と語った。庄農うどんを担当している叶野哲実習教諭は「生徒と藤島地域の人たちの活動が評価され、とてもうれしい。今年は『大作戦』を楽しみにしている人たちにもっと喜んでもらえるよう工夫したい」と話した。

 表彰式は先月16日、東京都文京区にある東京大・安田講堂で行われた。

文科省の優秀教職員表彰を手にする坂井校長(右)と盾を持つ叶野実習教諭
文科省の優秀教職員表彰を手にする坂井校長(右)と盾を持つ叶野実習教諭



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