2024年(令和6年) 2月24日(土)付紙面より
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2月22日は愛猫家が制定する「猫の日」。酒田市の酒田駅前交流拠点施設・ミライニで22、23の両日、ネコと音楽に関するイベント「ミライニニャンニャンニャンフェスティバル」が開かれ、大勢の市民が愛らしい姿と華やかな音色を堪能した。
「猫の日」は、2月22日がネコの鳴き声「ニャンニャンニャン」と読めることから、愛猫家たちでつくる実行委員会が1987年に制定。今年も翌23日の天皇誕生日にかけて全国各地で関連イベントが開催された。ミライニは昨年から、市内でイベント制作・運営などを手掛けるLab(南新町二丁目、小松祐規代表)とともに冬の酒田を盛り上げようと実施している。
初日は午後6時から「ミュージックマルシェ」と題した音楽イベント。エンガワラウンジにステージを設け、市内で活動を展開する3バンドが出演し、かぶり物やしっぽでネコに扮(ふん)したメンバーたちは途中、「ネコエピソード」を交えながら演奏。ミライニが入る光の湊A棟共有ロビーではアルコールを含め飲食の販売もあり、来場者は各種料理を味わいながら優雅なひとときを過ごした。
23日は「ねこマルシェ」。地元クラフト作家が手掛けた、ネコにちなんだグッズ販売のほか、同市の伝統工芸「酒田船箪笥(だんす)」を手掛けている加藤渉さん(49)=同市北今町=の指導による「ネコケシ」の絵付け体験、保護猫の里親会(譲渡会)もあり、多くの来場者が楽しんだ。初日の開幕を前に安川智之副市長がネコをデザインしたパーカーを着用して登場、「出身地・広島県尾道市は『猫の街』。多くのネコ好きが観光で訪れている。ネコには癒やされる。一緒に楽しみたい」とあいさつした。