2024年(令和6年) 2月25日(日)付紙面より
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鶴岡市小真木原公園のアイススケート場をイルミネーションで飾り付けた冬の新しいイベント「アイスリンクイルミネーションin小真木原スケート場」が23日、同所で行われた。リンクを優しい光が照らす中、普段とは違った雰囲気のスケート場で大勢の親子連れなどが冬の夜のイベントを楽しんだ。鶴岡の冬の夜を楽しく過ごしてもらおうと市スポーツ協会(山本益生会長)が初めて企画した。テニスコートを利用して冬季限定で開設される屋外アイススケートリンク(30メートル60メートル)を、約1万7000個のイルミネーション(LED電球)で飾り付けた。25日まで。
イベント開始から1時間ほどたった午後6時ごろに日がすっかり暮れると、リンクを覆うように飾られたイルミネーションの光が氷上を照らした。親子連れやカップル、友人同士などが思い思いに滑りを楽しみ、イルミネーションの前で写真を撮る姿も見られた。
お母さんと一緒に訪れた鶴岡市の佐々木英麻ちゃん(5)は「きらきら光ってとてもきれい。お母さんと一緒に滑って楽しいよ」と笑顔を見せていた。
また、同市温海地域で採取した竹を活用して150本余りの竹明かりを用意した。一部はろうそくを使用しており、ゆらめく幻想的な明かりをスマートフォンなどで撮影する人もいた。
市スポーツ協会によると数日前まで日中の気温が高く、一時はリンクの表面の氷が解けて湖のようになったという。ある職員は「ここ2日ほど冷え込んだおかげでイベントを開催できた」と胸をなで下ろしていた。