2024年(令和6年) 3月5日(火)付紙面より
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社会に貢献できる看護師に 荘内看護48回生15人 小原さん「太田秋郎賞」
鶴岡市立荘内看護専門学校(校長・鈴木聡市立荘内病院長)の卒業式が2日、荘銀タクト鶴岡で行われ、第48回生15人が3年間の学びやを巣立った。
この日は卒業生と家族、来賓、在校生ら関係者合わせて約100人が出席。鈴木校長が卒業生一人一人に証書を手渡し「皆さんは命と健康を守る選ばれた人たち。明るい笑顔を忘れず医療現場で活躍することを願います」とはなむけの言葉を贈った。
卒業生を代表して小原桃さん(21)=鶴岡市出身=が「実習では終末期の患者さんの不安と苦痛を和らげるためどうすればよいのか考えさせられたが、患者さんの温かい言葉に支えられた。看護には人の命を支える力があることも教わった。社会に貢献できる看護師になれるよう努力していきたい」と答辞を述べた。小原さんは、他の模範になり優れた卒業生に贈られる同校初代校長名の「太田秋郎(ときろう)賞」を4年ぶりに受賞した。
卒業生は鶴岡市立荘内病院や酒田市の日本海総合病院などの内定を受け、4月から医療現場の一線に就く。
看護の職業人として頑張る 酒田看護 12回生29人決意胸に
酒田市立酒田看護専門学校(中村美穂校長)の卒業式が2日、同市の東北公益文科大公益ホールで行われ、卒業証書を受け取った12回生29人が看護の道へ進む決意を胸に、学びやを巣立った。
この日は矢口明子市長をはじめ保護者、在校生、関係者ら計約90人が出席。中村校長が一人一人に卒業証書を手渡し「学校での学びを忘れず、人の命に誠実に向き合い、真摯(しんし)に取り組んでほしい。看護職として、皆さんの成長に心から期待している」と式辞を述べた。
卒業生を代表し、新庄市出身の今田葵さん(21)が「12回生誰一人欠けることなく過ごした3年間は宝物。看護の職業人として、社会人として努力を惜しまず、頑張りたい」と答辞。卒業生の一人、春から酒田市の日本海総合病院で働くという涌井銀さん(21)=新庄市出身=は「3年間はあっという間で、つらいことのほうが多かったが多くのことを学べた。就職後もさまざまなことを学習し続けながら協調性を持って仕事に励みたい」と話した。
卒業生は主に庄内地域の病院などに就職し、一部は県外の病院に就職、または進学する。