2024年(令和6年) 3月10日(日)付紙面より
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酒田市の泉小学校(齋藤太校長、児童289人)の3年生が7日夜、これまでのアフリカ学習の総まとめとして、ギニア共和国首都・コナクリの小中高一貫学校「バー・カン校」の児童・生徒とインターネットを通じて交流した。
泉小では、昨年からジャンベ(アフリカ太鼓)の世界的演奏者ソロ・ケイタさんや山形大農学部の留学生、在ギニア日本国大使館の加藤隆一特命全権大使を招くなどアフリカやギニアについて学習。今回のバー・カン校との交流はこれまでの学習の総まとめとして、加藤大使の仲立ちなどで実施した。
この日は泉小3年生約40人と保護者、バー・カン校の児童・生徒が参加。日本との時差が約9時間あるため、一度帰宅した児童が保護者と共に泉小に集まった。両校の児童らは「魚を使った料理やラーメンが有名」「ギニア式とフランス式の2つの教育システムがある」などそれぞれの地域や学校を紹介。
じゃんけんゲームやジャンベを使ったリズムゲームのほか、質疑応答では泉小児童の「どんな時に幸せを感じるか」にバー・カン校側は「身近な人が幸せそうにしている時」「友達や家族と一緒にいる時」などと返答。一方、「好きな漫画は」との問いに泉小児童が「自分はBLEACHが好きだが、NARUTOやブラックジャックが好きな友達もいる」と答えるなど楽しく交流した。瀬尾あさひさん(9)は「質問に熱心に答えてくれてうれしかった。言葉が十分に分からなくても気持ちを伝えられた」と話していた。