2024年(令和6年) 3月13日(水)付紙面より
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昨年11月に行われた県内の若手農家を対象とした米の食味コンテスト「第2回鶴岡ごはん日本一」で最優秀賞を受賞した青木博則さん(31)=南陽市=に9日、副賞の軽トラックが贈られた。
贈呈式が鶴岡市藤島のあいとサービスオートパル中央で行われ、同コンテスト実行委員会の齋藤久実行委員長が「昨夏は記録的な猛暑に見舞われた中、稲の管理を適切に行い、米のおいしさを引き出す見事な栽培をされた。県全体の若手農家の先頭に立ってけん引してもらいたい」とあいさつし、青木さんにレプリカキーを手渡した。稲作を始めて今年で10年目の青木さんは「農業人生の階段をやっと一段上がれたという思い。大切に使わせていただく」と謝辞を述べた。
軽トラックは灰色のボディーで、地元や県外の協賛企業やコンテストのロゴのステッカーなどが貼られている。青木さんは「軽トラックの副賞は若手農家のやる気や希望になる。地域の農業の模範になれるように頑張っていきたい」と今後の意気込みを語った。
鶴岡ごはん日本一は、就農10年以下の若手農家を応援し、米どころ「鶴岡」をアピールしようと「鶴岡ごはん日本一実行委員会」(齋藤久会長)が2022年に初めて開催。昨年は県内の稲作農家34人がエントリー、8人が1次と2次審査を通過。最終審査では一般審査員100人による食味審査が行われ、青木さんが最多の47票を獲得した。