2024年(令和6年) 3月15日(金)付紙面より
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庄内地方の多くの中学校で14日、卒業式が行われ、卒業生たちがそれぞれの思い出を胸に、3年間通いなれた学びやを巣立った。
このうち酒田市立第三中学校(佐藤英喜校長、生徒509人)では、同校体育館で午前9時半から式が行われ、2年生や教職員、保護者など約500人が出席。卒業生160人が拍手の中入場した。
佐藤校長が一人一人に卒業証書を手渡した後、「これからも新たな“自分らしさ”を見つける旅が続く。酒田三中で成長した自分を好きになり、自信を持って新たな生活をスタートさせてほしい」と述べ、「これからがこれまでを決める(未来の生き方によって、過去を美しいものに変えることができる)」というはなむけの言葉を贈った。
関隆行PTA会長の祝辞、在校生代表の土門あかりさん(14)の贈る言葉の後、卒業生代表の下飼秀晃(ひであき)さん(15)が「学校行事や部活動などの経験から、伝統を受け継ぐ大切さや大変さを学んだ。生徒会スローガンに掲げた『自立と挑戦』の通り、これからのさまざまな困難にも打ち勝っていきたい」と感謝の言葉を述べた。2年生からの合唱が贈られた後、卒業生たちが登壇しRADWIMPSの「正解」を堂々と合唱。3年間の中学生活を振り返り、時折涙を見せながら、美しいハーモニーを響かせた。