2024年(令和6年) 3月17日(日)付紙面より
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鶴岡市の鶴岡工業高等専門学校(太田道也校長)の本科第57回卒業証書授与式と専攻科第20回修了証書授与式が15日、同市のグランドエル・サンで行われた。学友と共に勉学や研究に励んだ卒業生、修了生がそれぞれの進路に向けて新たな一歩を踏み出した。
式典には卒業生156人と修了生16人のほか教職員と保護者など約300人が出席。太田校長が本科創造工学科4コースと専攻科生産システム工学専攻3コースの各代表学生に証書を手渡し、「コロナ禍や急速なデジタル化で皆さんの在学中に世界情勢は大きく変革した。ウイルス研究もデジタルに関連する研究も科学者、技術者のイノベーションが重要で、その人材はまだまだ不足している。皆さんはグローバル意識を高く持ち、世界で活躍する研究者、技術者と切磋琢磨(せっさたくま)してほしい」と式辞を述べた。
在校生代表の藤井聖大さん(電気・電子コース4年)の送辞に続き、卒業生を代表して元木一翔さん(電気・電子コース5年)が答辞で「コロナ禍など大きな困難を乗り越えることができたのは互いに切磋琢磨し、支え合うことのできる素晴らしい仲間たちのおかげ。仲間と励んだ学びと結んだ絆は一生の財産で、これからの人生でも必ず支えとなる。鶴岡高専で得た知識や技術を生かし、分野の垣根を越えて協力し、これから出会う困難に立ち向かっていく」と決意を述べた。